物流強化に動く卸商社 卸商社の機能として昔から言われる「人・モノ・金・情報」。中でも、近年は「モノ」である物流機能の強化に動く卸商社が増えている。 背景の一つには顕在化してきた「物流2024年問題」がある。いまや配送業者 […]
ペットボトルや缶など 商品陳列を自動化
ロボプラス・HCI
機会損失を防ぐ
産業・サービスロボットの企画販売を手掛けるロボプラス(兵庫県伊丹市)とシステムインテグレータのHCI(大阪府和泉大津市)は、6軸多関節ロボットを使って、コンビニやスーパーなどの陳列棚にペットボトルや缶の補充を自動化する「飲料物自動陳列ロボットシステム」を共同で開発した。ペットボトルなどの陳列作業は店舗業務の合間に行われる作業で、繁忙期は陳列作業が間に合わず、販売の機会損失になっていたが、ロボットシステムを活用することで、24時間自動で商品の補充ができる。
飲料物自動陳列ロボットシステムはロボット1台で保管棚と陳列棚の商品補充を自動化させた。ロボットに付いたセンサが陳列棚の商品数を常時監視し、商品が減ると、保管棚から1本ずつ取り出して、カメラとバーコードで確認し商品の正面を前に向けて補充する(フェイスアップ)。補充状況はタブレットなどで確認することができる。ロボプラスの大場正樹社長は「顧客の最大のニーズは商品が正面を向いて陳列するフェイスアップで、バーコードの位置から何度動かせば正面を向くか研究して開発した」と話す。ロボットシステムは完全予約制で、問い合わせはロボプラスの072-764-7127、HCIの0725-20-6266まで。
日本産機新聞 2019年11月5日
[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事
機器と電気の知見を融合 伝導機商社のタツタ(大阪市西区、06・6538・3131)が制御や電気関連に強い企業のグループになって1年半。社長に就いて約1年を経て、碓井克久社長は「それぞれの強みである機器と電気の知見を融合さ […]
次世代技術がここに集結! MEX金沢2025(5月25〜17日、石川県産業展示館)には、工作機械や切削工具、工作機器、測定機器など過去最多の275社・4団体が出展する。自動化や工程集約、微細精密、省エネ、環境改善などの最 […]