2025年8月31日(日)

知能ピッキングロボ
Kyoto Robotics

物流の自動化提案

 ロボットソリューションの開発・販売を手掛けるKyoto Robotics(滋賀県草津市、077-561-2799、旧三次元メディア)は同社のテクノファクトリー(同市)で内覧会を開き、パレットにケースを置くだけで自動的にデパレタイジングを始める高度な知能ピッキングロボットシステムを披露した。同社はすでに1年間でケース単載デパレシステムを10台販売した実績を持ち、流通量の増加と人手不足で悩む物流業界の自動化ニーズに向けて提案していく。

 今回披露した知能ピッキングロボットシステムには自社開発した高出力レーザプロジェクタを用いた3次元画像認識技術を駆使して事前データなしの全自動認識・ケースの把持教示不要とマスターレスを実現。プロジェクタが光を投影し、パレットやケースの形や位置などを把握し、ロボットがケースを掴むとハンドルにある力覚センサでケースの重量を認識し、そこから自動でデパレタイジングを行っていく。さらに、ケースを認識しにくい場合は「AIずらし機能」で5万パターンもあるケース専用の認識アルゴリズムからケースを認識し安全に運用ができる。同社担当者は「AIを用いることでチョコ停を限りなくゼロにできる。認識成功率も99・99%で認識時間も1・5~2・0秒」と話す。

 同社は2000年に創立し、工場の自動化ソリューションを強みに、工作機械へのワーク脱着やバラ積みピッキングなど自動化システムを提供してきた。近年はFA分野で培った技術を活かし、物流業界の自動化ニーズに対応するロボットシステムの開発に注力。個々の物流センターによってシステム構築に時間がかかるため、独自の知能ピッキングロボットコントローラを開発しマスターレス化するなど、Sl業務の手間を省き、立ち上げ時間を大幅に短縮。今後は混載積み付けシステムの開発も進めている。

日本産機新聞 2019年11月20日

[ ロボット ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

パル・ミートと日新電機 労働安全に取り組む製造現場【特集:提案広がる労働安全】 

今回の特集は「提案広がる労働安全」。労働災害はすべての現場で発生する可能性があり、ほんのわずかなきっかけが死亡事故や休業災害につながることもある。そこで本特集では実際の製造現場に焦点を当て、精肉加工を手がけるパルミート( […]

ユアサ商事 機電本部 碓井  利宏本部長に聞く労働安全市場の展望【特集:提案広がる労働安全】

商品や提案の幅広がる/安全対策への投資意欲強く 「労働安全に関する需要は年々高まっている」。そう話すのはユアサ商事で、工具や安全対策商品を扱う機電本部の碓井利宏本部長。背景にはデジタル技術の革新による提案商材の拡大や、ユ […]

労働安全に貢献する注目3社の製品【特集:提案広がる労働安全】

日本レヂボン「貼るだけでスリップ事故防止」 「ノンスリップテ—プ」は、階段や倉庫、製造現場の機械周辺の足場、浴槽周りの床などに貼りつけておくことで、床が滑りにくくなりスリップ転倒事故を防げる。テープを貼るだけの簡単な作業 […]

トピックス

関連サイト