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機械工具上場商社
2019年4―9月期決算
製造業の設備投資減で6社が減収

機械工具上場商社9社の2019年4‐9月期の決算(トラスコ中山は19年1‐9月期、NaITOは19年3‐8月期)が出そろった。米中貿易摩擦の影響や、半導体の需要低迷などによる設備投資の減少が響き、6社が減収となった。上期は前年からの工作機械の高受注の恩恵もあったが、下期以降は厳しく見る向きも強く、5社が通期予想を下方修正した。一方、5G関連の需要もあることから、半導体は底を打ったとの見方も強く、年明け以降の回復を期待する声も出始めている。
5社は通期予想下方修正
半導体は回復の兆しも
日本工作機械工業会が9月に受注見通しを前年比31%減の1兆2500億円に下方修正した。10月の受注額も900億円を割り込むなど厳しい状況が続いている。
工作機械に強い山善は中国でその影響が大きく出た。国内の機械事業部の売上高は454億円と3%の微減だったが、海外では中国でのEMS企業の低調が大きく、224億円と43・8%と大幅に減少した。
消耗品の工具も工作機械の影響を受け低調に推移した。切削工具を主力とするNaITOの売上高は237億円と3・7%減、Cominixも売上高118億円と4・4%減少した。
減収幅が大きかったのが、伝導関連で半導体や設備装置に強い日伝や鳥羽洋行だ。日伝の売上高は9・8%減の560億円、鳥羽洋行が121億円と15・3%減少した。自動化投資の需要は底堅かったものの、半導体やスマートフォンなどの電子部品関連が減少したことが大きく響いた。
増収を確保したのは、ユアサ商事、トラスコ中山、フルサト工業の3社。
ユアサ商事は、産業機器は微減となったものの、機械事業は増収を確保し、住宅や建設機械が2けた以上伸び、増収を支えした。トラスコ中山の単独決算は売上高1642億円と4・7%増を確保。在庫の拡充での販売増や、ネット通販などeビジネスルートが254億円と14%伸長した。フルサト工業は機器・工具、機械・設備は微増を確保し、建築・配管資材の売上高が176億円の7・2%増と下支えした。
下期以降はどうか。ある機械商社の幹部は「今決算は前年や上期の高受注の恩恵があった。それがなくなる下期以降どれだけ積み上げられるかが勝負だが、正直厳しくみている」と話す。実際に、山善、日伝、杉本商事、鳥羽洋行、Cominixの5社が下方修正した。ある工作機械メーカー幹部も「米中問題など先行きが見通しづらく、様子見する動きが多い」と投資判断が慎重になっているという。
一方で、回復の兆しが見えてきたのが半導体だ。ある装置メーカー社長は「既に半導体メーカーが設備投資に動き始めている」という。半導体装置向けに強い機器メーカーの幹部も「中国ではすでに回復しており、年明けには戻る」と話すなど、回復が早まる可能性も出ている。
日本産機新聞 2019年11月20日
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