2024年11月22日(金)

ARサービス「メーカーパーク」を開発
長谷川工業

営業効率、受注精度を向上

 長谷川工業(大阪市西区、06-6446-1845)は、ⅰPhoneの画面上に製品を映し出して、実際のサイズなどを確認できるウェブAR(拡張現実)サービスを開始した(写真)。はしごや脚立だけでなく、他社製品にARの活用を広げることで、販売店の受注確率の向上や、働き方改革を後押しする。

 同社は今年5月専用のQRコードを読みこむと、ⅰPhoneの画面上に、実寸のはしごや脚立、作業台などを写し出せるARサービスを開始した。ブラウザ対応でアプリをインストールする必要もなく、製品を映し出せる。サイズなどに関する打ち合わせや製品決定までの時間短縮につながっているという。

 10月からメーカー限定のウーブARサービス「メーカーパーク」を開始した。メーカーの自社製品の現場設置イメージをAR化する仕組みを構築。1商品からの提供もできるようにするなど導入しやすくした。幅広い商品でサービスを使えるようにすることで、商品決定までの時間短縮や業務効率の改善を通じ、働き方改革を支援する狙いだ。

 販売店での営業効率改善につながる可能性も高い。長谷川工業のARを活用したことのある販売店に実施したアンケートでは、担当者1人当たりの1日の営業時間は2・2時間削減でき、経費も3000円以上削減できたという。また、85%以上が「受注確率が高ま
りそう」と回答している。

 長谷川義高副社長は「当社製品だけでなく、幅広い製品でARが活用できれば、これまで以上に販売店の営業担当の営業の効率アップにつながるはず」としている。

 

日本産機新聞 2019年11月5日

[ 日本産機新聞 ][ 未分類 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

【連載企画:イノフィス、次なる戦略②】折原  大吾社長インタビュー
作業や業界に特化した製品開発

イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]

TONE 本社を河内長野工場に移転

TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]

エヌティーツール 福岡県筑紫野市に九州事務所を開設

ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]

トピックス

関連サイト