2025年8月30日(土)

1兆2500億円に下方修正
日工会

工作機械19年受注見通し

 日本工作機械工業会(飯村幸生会長)は9月26日、2019年の受注額見通しを年初に発表した1兆6000億円から1兆2500億円に下方修正した。過去最高だった18年の1兆8157億円から31・2%の減少となる。米中の貿易摩擦や中東の政情不安など、世界的に不透明感が強く、設備投資を下押しする。9月以降も当面停滞が続くが、8月を底に来年4月以降の回復を想定している。

 年初予想から3500億円と大幅な減少になるが、17‐18年と過去最高を記録した前年の16年とほぼ同水準になる。「工作機械の受注は概ね1兆3000億円から1兆5000億円が巡航速度」(飯村会長)とみており、1兆2500億円はそこを下回るレベルで、停滞感は強い。内訳は内需5000億円、外需7500億円で、いずれも3割程度の減少を見込む。

 同日に発表した19年の1‐8月累計額は8716億円(前年同期比30・6%減)なので、残り4カ月で約3700億円を積み増す想定だ。9月以降は単純計算で月平均950億円程度になり、8月受注額を底に、景気の分水嶺とされる1000億円を下回るレベルで推移するとみる。

 年内は停滞が続く予想だが、回復期について飯村会長は「見通しづらいが、来年4月以降が回復基調になるのではないか。半導体関連の在庫調整のめどが立ち、5G関連の投資や、各国のインフラなども立ち上がる」としている。

 

日本産機新聞 2019年10月5日

[ 分析 ][ 日本産機新聞 ][ 業界分析 ] カテゴリの関連記事

パル・ミートと日新電機 労働安全に取り組む製造現場【特集:提案広がる労働安全】 

今回の特集は「提案広がる労働安全」。労働災害はすべての現場で発生する可能性があり、ほんのわずかなきっかけが死亡事故や休業災害につながることもある。そこで本特集では実際の製造現場に焦点を当て、精肉加工を手がけるパルミート( […]

ユアサ商事 機電本部 碓井  利宏本部長に聞く労働安全市場の展望【特集:提案広がる労働安全】

商品や提案の幅広がる/安全対策への投資意欲強く 「労働安全に関する需要は年々高まっている」。そう話すのはユアサ商事で、工具や安全対策商品を扱う機電本部の碓井利宏本部長。背景にはデジタル技術の革新による提案商材の拡大や、ユ […]

労働安全に貢献する注目3社の製品【特集:提案広がる労働安全】

日本レヂボン「貼るだけでスリップ事故防止」 「ノンスリップテ—プ」は、階段や倉庫、製造現場の機械周辺の足場、浴槽周りの床などに貼りつけておくことで、床が滑りにくくなりスリップ転倒事故を防げる。テープを貼るだけの簡単な作業 […]

トピックス

関連サイト