2025年3月21日(金)

高能率に削り残り少く
三菱日立ツール

刃先交換式ラジアスエンドミル

 

 三菱日立ツール(東京都墨田区、03・6890・5101)はこのほど、両面6コーナの刃先交換式高送りラジアスミル「TD6N形」を発売した。荒工程の高能率化を図るだけでなく、削り残り量の少ない加工を可能にし、より高精度な仕上がり面を実現する。

 1つのボディで高送りと高切込みの2種類のインサートを使うことができる。通常は高送りインサートによって高能率加工を行うが、取り代のばらつきや機械の性能などで送り速度を上げられない場合は高切込みインサートを使うことで高能率化が図れる。切込み量は高送りで最大1.5㎜、高切込みでは最大3㎜。また、削り残し量が少ないことも特長。工具径50㎜~125㎜の中大径工具で1㎜以下の削り残し量を実現した。削り残し量を低減することで、仕上げ工程の負担が減り、より高精度な仕上げ面を実現することができる。

 ダイカスト金型や樹脂金型、プレス金型の形状部の荒加工や金型構造部の平面加工などに適している。ホルダは全16アイテム、インサートは3材種9アイテムを揃える。

日本産機新聞 2019年6月5日

[ 切削工具 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

三光機工 成果主義と現場裁量のバランス【京都特集】

顧客の役に立つ営業を 軸受・伝導機器から油空圧・制御・計測機器、省力機器までモノづくりに必要な機器を販売する三光機工(京都市南区)は2022年、手狭になりつつあった本社を移転。伸び伸びとした環境下で成果主義と現場裁量のバ […]

三共精機 柔軟な空間が生み出す創造性【京都特集】

グローバル視点で未来を拓く 三共精機(京都市南区)は多様性を尊重し、働きやすく人が集まる環境づくりを進めることで、創造性あふれる経営を目指している。 その一例が、社内レイアウトの刷新。オフィスにはバーカウンタ—を併設し、 […]

北出金作商店 『ありがとう』を返せる企業へ【京都特集】

めんどくさいことも喜んで 「人が生き生きと働き、明るく楽しい職場で、会社を好きになってもらいたい」と話すのは北出金作商店の北出幸裕社長。2019年に社長就任し、『ありがとうを、いきる』を経営理念に、社内改革に取り組むと同 […]

トピックス

関連サイト