2020年10月30日(金)

ロボシステムの統計
SIer協会

今月から実施

 4月19日に機械振興会館(東京都港区)で開かれた事業報告会で明らかにした。

 統計調査は、会員企業を対象に毎月実施される。ロボットシステムの受注高や出荷額のほか、システム1式におけるロボットの使用台数やロボットの種類、エンドユーザーの業種や用途なども調査する。業種や用途は日本ロボット工業会(橋本康彦会長・川崎重工業精密機械・ロボットカンパニープレジデント)の統計に準ずる。

 久保田和雄会長は「一般的にロボットシステムの受注高は、ロボット1台の5~20倍と言われているが、本当のところは分かっていない。実際にどのくらいの規模があるのかを調査したい」と話した。また、東京大学名誉教授の佐藤知正氏は「ロボットは40年で1兆円を超えたが、この業界は数年で5兆円を超えるだろう」とみている。

 調査結果は、概要のみを一般公開する。今のところ公開時期は未定。

 同協会は昨年7月にロボットや自動化のシステムを構築するシステムインテグレータ(SIer)の団体として発足。設立時に144社だった会員数は、207社(4月時点)まで増加している。「設立してから活動を続けてきて、関心の高さを強く感じている」(久保田会長)。

検定制度や協業支援6つの事業に注力

 2019年度は、統計調査を含め6つの事業に注力する。その一つが、「会員間のネットワークシステムの運用」。エンジニア人数や対応アプリケーション、対応ロボットメーカーなどを検索できるシステムを開設し、会員間の協業を支援する。5月から運用を開始する予定で、当面は会員限定で機能を提供する。

 そのほか、「SIer検定制度の構築」や昨年も開催した学生向け「ロボットアイディアコンテストの開催」、「関連展示会への出展」、「国際交流」などに取り組む。

 久保田会長は「設立当初に掲げた『SIerネットワークの構築』『SIer事業基盤の強化』『SIの専門性の高度化』に引き続き取り組む」とし、「潜在的なSIerがまだまだ多いという感触を強く持っている。SIerという仕事を根付かせるために、これから認知度を高めていきたい」と業界発展に向けて意気込む。

日本産機新聞2019年5月9日

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