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本社工場棟の再編完成
工具研削盤、36%増産
牧野フライス精機 年180台体制に

牧野フライス精機(神奈川県愛甲郡、046・285・0446)が2015年から建て替えを進めてきた本社工場棟の再編が完成し、4月から本格稼働した(写真)。工具研削盤の生産能力を36%増となる年180台の体制を整えた。将来は自動化を進めるなどして、現状の75%アップまで引き上げる考えだ。
同社では2015年から本社工場の建て替えを進めてきた。海外進出などで受注が増えているほか、「日本で作り続けるためにダントツの生産力と、価格競争を回避できる力が必要」(清水大介社長)と判断したためだ。
15年に「SITE1」が、17年には「SITE2」が完成。今年3月には「SITE3」が完成した。トータルで約25億円を投資し、再編で延べ床面積は7458㎡を確保した。

SITE1には、事務所に加え、生産スペースと、展示機を5台常設し、テスト加工などを行う「ソリューションセンター」を設置。SITE2を重量物に対応したクレーンを設けるなど主力工場と位置づけ、今回完成したSITE3は、パーツ供給センターとして、スムーズに部品を供給できる仕組みを構築した。
清水社長は「導入後何十年経っても、『(機械を)入れてよかった』という会社を目指したい。そのために、増産は不可欠だった」とし、今後も「今年からは自動化投資を積極的に進め、将来的には現状の75%増の生産体制となるまで引き上げていきたい」としている。
日本産機新聞2019年4月5日
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