2026年2月6日(金)

市販事業を強化
NTNセールスジャパン 黒田 宗博 社長

この人に聞く 2018

 NTNは国内の補修を含む市販事業強化に乗り出す。今年4月、NTNのアフターマーケット事業本部の国内支社と、子会社のNTNベアリングサービス(NBS)を統合し、社名をNTNセールスジャパン(NSJ)に変更した。2つに分かれていた代理店向けルートを一本化し、販売やサポートの強化につなげる。「代理店との関係をより強固にするとともにユーザーへの深耕を図りたい」と話す黒田宗博社長に、統合の狙いなどを聞いた。

1989年エヌ・テー・エヌ東洋ベアリング(現NTN)入社、2013年アフターマーケット事業本部市販開発部主査 、14年アフターマーケット事業本部西日本支社長、 18年NTNセールスジャパン社長。52歳。

ーなぜ今統合か。
 国内市場が大きく伸びづらい状況で、国内市販市場のシェアを高めていく必要がある。4年前にアフターマーケット事業本部を立ち上げたが、今回の統合でそれを加速させる。代理店と共にこれまで以上にユーザーに深耕を図る。

ー統合の具体的な内容は。
 国内の代理店85社は、NTNから直接購入頂くか、商品によってはNBSから購入頂く2つのルートがあった。この販売を一本化することで、ニーズや情報の集約を効率的に行い、迅速な対応を図れる体制にする。NBSはユーザーに直販していたり、代理店以外のルートに販売していたりしていたが、統合を機にこれらも止めた。

ー代理店や販売店の対応への変化は。
 約160人の体制になったので、まずはお客様への訪問頻度を高めたい。技術的なサポートは、テクニカルサービスカーや個別の展示会・技術講習会はこれまで同様NTNのアフターマーケット事業本部の技術部が対応する。NBSの強みだった24時間以内の納入サービスは新会社が引き継ぐので、物流サービスは変わらないし、将来的にはむしろ強化する。

ーシステムの部分は。
 NBSの受発注システム「Hⅰ-JET」と、NTNの「e-WINGS」は当面併存させるが、来年をめどに統合し、全ての発注業務が1画面でできるようにする。NSJにはシステム課もあるので、在庫の見せ方など代理店が行うネット受注への支援や、代理店システムとの連携を強めビジネススピードを上げる。

ー今後の展開は。
 当社の代理店体制はネットワークや強固な関係性が強みだ。ユーザーへの訪問頻度を高めたり、サービスを向上させたりして、今後もさらに強固にしていく。

ー補修を含む国内市販市場をどう位置付ける。
 NSJだけでなくNTNでも重要事業と位置付けている。国内市販市場を含むグローバルでのアフターマーケット市場の世界シェアは現在10%強だが、もっと高めていく。そのために、NTN商品が欲しいと思って頂けるブランド価値の向上が不可欠だ。圧倒的な商品力、技術を含めたサービス力、世界中どこでも適切に供給できるデリバリー、それらを実現する組織力をNTN、NSJ共にさらに強化していく。

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