2026年8月6日(木)

三菱日立ツール
精度向上、生産自動化へ

設備投資、昨年度の2倍

増田照彦社長

 三菱日立ツール(東京都墨田区、03・6890・5101)は今年度の設備投資額が昨年度の2倍に上ると発表した。高精度加工機や寸法測定機などを導入し、精度の向上や生産の自動化、品質管理の強化を図る。今秋には、成田工場(千葉県成田市)にグローバルソリューションセンターを設立する。需要の増加に対応できる体制を整えると共に、提案力を強化していく。

 6月に東京・名古屋・大阪・九州で販売店を集めて開かれた「三菱日立ツール報告会」で明らかにした。増田照彦社長は「現在の受注環境が続くと2019年上期までは対応できるが、それ以降は現状の設備だけでは難しい。今、投資しておかないと間に合わない」。

 同社の17年度の受注実績は、前年度比13%増となり、過去最高水準となった。金型加工に特化した製品戦略が奏功したことに加え、海外が大きく伸長。海外比率は14年が40%だったのに対し、18年上期には50%まで増加している。足元も好調で、「4、5月と単月で過去最高の売上を更新し続けている」(増田社長)。

 こうした需要拡大に対応するために同社では今年度、前年度の2倍の設備投資額を計画し、生産能力の強化に取り組む。
エンドミルなどを手掛ける野洲工場(滋賀県野洲市)では、工具研削盤を増設するほか、小径超硬エンドミルの高精度化を図るために、±1度で管理された恒温室を設ける。また、品質管理の強化のために、自動寸法測定機の導入も進めていく。

 一方、成田工場ではインサート加工を自動化するために、加工から洗浄工程までを集約した設備やインライン計測で自動補正が可能な設備を導入。また、今秋開設予定のグローバルソリューションセンターには、マシニングセンタを新たに3台設備(計9台)するなど、加工課題を解決するための設備を増強する。

 増田社長は、「顧客の潜在的な需要を掘り起こし、自動化や高精度化、軽量化などのニーズに応えるだけでなく、自分たちで新しい波を起こしていきたい」。

日本産機新聞 平成30年(2018年)7月5日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

BIG DAISHOWAがドイツに欧州ハブ拠点を設立

BIG DAISHOWAがドイツに欧州ハブ拠点を設立

BIG DAISHOWA(大阪府東大阪市、072・982・2312)は、欧州地域の物流、販売の旗艦拠点となる新会社「BIG DAISHOWA Europe」をドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州に設立し、7月から業務を開 […]

山善・大阪どてらい市、受注169億円で目標額を大幅突破

山善・大阪どてらい市、受注169億円で目標額を大幅突破

山善の関西地区主要販売店が主催する「2026大阪どてらい市」が、7月9日から7月11日の3日間、『現場の「困った」を「なるほど」に!』をテーマに、インテックス大阪6号館(大阪市住之江区)で開催された。 開幕に先立ち開会式 […]

「わかりません」は悪くない【現場考】

相互の理解を深める好機 入社以来40年にわたり、工場の自動化に携わってきた生産技術者にエンジニアリング会社を選ぶ際の極意を聞いた。「自社でどうしていいか分からない難しい技術を相談した際に『(前向きに検討していてもできるか […]

トピックス

関連サイト