自動化需要さらに増加 機械工具上場商社の2025年4—9月期決算(トラスコ中山、フルサト・マルカホールディングスは1—9月期、NaITOは3—8月期)が出揃った。自動車の設備投資が依然として鈍いが、人手不足を背景に増加す […]
機械工具工業会 生産見通し5108億円
今年度 超硬・ダイヤが伸長
日本機械工具工業会(牛島望会長・住友電気工業専務)=写真=は、今年度の機械工具生産額を前年度比5.9%増の5108億3200万円とし、5000億円を突破すると見通した。2017年度は、同8.9%増の4824億500万円だった。6月6日の定時総会で発表した。
今年度は、上期2521億2300万円(前年同期比7.3%増)、下期は2587億1000万円(同4.5%増)、また品目別年間では超硬工具が6.3%増、ダイヤモンド・CBN工具が9.8%増と伸長し、特殊鋼工具は3.5%増・耐磨工具は1.8%増、鉱山土木工具は0.6%増と微増と見る。
牛島会長は「2050年ころには自動車は動く蓄電池になるかもしれない。工作機械や切削工具もセンサが付いて、使用状況によってお客様から代金を頂くことになるかもしれない。しかし、今後10年くらいは内燃機関も無くならないだろうから、従来の延長線上での工具開発と、将来を見据えたセンサ等の開発にも注力してほしい」とあいさつした。
総会では、JIS規格見直しやISO13399への継続参加、世界切削工具会議に向けた準備など各委員会の活動が報告された。また、業界発展に貢献した倉持建氏(元高周波精密)と森良克氏(住友電気工業)が生悦住賞を受賞したほか、5人が新庄(陰徳の士)賞を受賞し、牛島会長から賞状と記念品が贈られた。
日本産機新聞 平成30年(2018年)6月20日号
[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事
指導経験積む時間つくる/業務過多を解消するには 目標を目指す営業が面白くて、熱中するうちに成績上位の常連になった。実績が認められ、20~30歳代で課やチームのリーダーに抜擢される。いわゆるプレイングマネージャー。業務をこ […]
昨今、自動車業界の認証不正やリコールなど、日本のモノづくりの信頼性を揺るがす問題が多い。さらに、車のEV化をはじめ、電子・半導体、航空宇宙、医療など様々な産業で、新たな製品や技術開発が活発化しており、開発した製品の検査・ […]






