ギアチェンジは必要 日本能率協会の2023年の調査によると「管理職を目指したくない」と答えた一般社員の比率は77・3%で、5年前と比べ、5%も上昇したという。一般社員から見ると管理職が「魅力的ではない」と映るようだ。 「 […]
「何とか実行」を継承
ソディック 古川 健一 社長
この人に聞く2018
ソディックは今年1月、創業者の古川利彦氏が名誉会長に、金子雄二社長が会長に就く人事を発表。3月29日付で、古川名誉会長の子息でもある古川健一副社長が社長に就任した。「顧客の要望に『できない』と言わないソディックらしさを継承するとともに長期的な成長への基盤を作りたい」と話す、古川新社長に抱負などを聞いた。
「長期的成長への基盤作り」
お客様の要望に「できない」と言わず、何とか実行しようとする姿勢そのものがソディックらしさだと思う。放電加工が祖業で機械メーカーでありながら「電気屋」の視点があるのも特長。就任以来こうした文化は継承していくと言い続けている。
ー45歳という若さでの就任です。
若いからこそを強みに、これまでの経営戦略を推し進めながら、長期的な成長の基盤を作ることが私の役割の一つだと考えている。2020年に売上高932億円の目標を掲げているが、お客様のニーズを掴み、ともに成長できるよう、もっと先のソディックのあるべき姿を示したい。まずは創業50周年となる26年までのビジョンを描きたい。
ー具体的には。
新しい部署として社長室を設置するなど、議論を進めているところ。今年中に明らかにする予定だが、既に人材育成に取り組んでいる。金子会長にはCTOのような立場で技術者として「次の金子」を育てて欲しいと伝えている。営業は髙木圭介副社長を中心に10年、20年先を任せられる人材を育成している。
ー社長にとって古川名誉会長とは。
古川名誉会長は技術者、経営者、営業すべての要素を持った人で、とても真似できないが考え方は受け継いでいると思う。私らしさを活かし、今まで以上に「個」の力が発揮できるチームづくりに積極的に関わっていきたい。
ー変化が激しい時代です。
工作機械メーカーは機械だけでなく、ソフトやサービスを通じ生産性向上を提供するという「サービス業」の側面が強くなっている。その一つとして、これまで人や仕事をつなげあう「機会」を作ることも携わってきた。今後は人だけでなくIoT技術を活かした出会いの場を提供し、生産性を高めるお手伝いをしたい。
ー主要ユーザーでもある金型メーカーに一言を。
成形まで手掛けることで、付加価値を生み出す金型メーカーが増えている。放電加工機、マシニングセンタ、射出成形機、金属3Dプリンタと、金型加工をトータルで提案できることが強みなので、金型メーカーと一緒になって未来の金型を考えていきたい。金属3Dプリンタを活用した金型づくりの事例もかなり増え、宮崎工場で具体的な提案も行っているので、ぜひ見て頂きたい。
日本産機新聞 平成30年(2018年)6月20日号
資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・700 […]
メカトロテックジャパン2025を主催するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、052・732・2455)は6月5日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で出展者向けの説明会を開き、今回の出展者数は524社・団体、小間数は […]