昨今、自動車業界の認証不正やリコールなど、日本のモノづくりの信頼性を揺るがす問題が多い。さらに、車のEV化をはじめ、電子・半導体、航空宇宙、医療など様々な産業で、新たな製品や技術開発が活発化しており、開発した製品の検査・ […]
ジーネット ロボットテクニカルセンター開設
安全講習や導入手助け

ジーネットとシステムインテグレータ(SIer)の高丸工業が共同出資する、ロボットテクニカルセンター(高丸正社長)は来年1月、ジーネットの東京支社内に「ロボットテクニカルセンター(RTC)東京」を開設する。15台のロボットを設置し、安全講習や導入までのコンサルティングなどを行う。
兵庫に続き2カ所目となるRTC東京では、補助金も活用し、約1億円かけて7メーカー15台のロボットを導入。溶接や搬送、ばら積みのほか、磨きやねじ締めなどの多様なロボットをそろえた。「今後はハンドなど周辺機器をもっと充実させる」(ジーネットの古里龍平社長)考えだ。
同センターでは、安全講習や、ロボット導入までのコンサルティングやトライアルを行う。販売店がロボットや自動化に興味のあるユーザーを同行して、ロボットや自動化を提案したりすることも想定している。
導入支援もさることながら、中心となるのは安全講習だ。ロボットの導入が広がるなかで、安全講習の要望は増えている。昨年開設したRTC兵庫では、約540人が講習を受けたという。高丸社長は「東京の市場は関西の2.5倍ある。1200人以上の受講を見込みたい」と話す。
12月7日に開いた開設披露式典で、古里社長は「中小企業でもロボット導入のニーズは高まっているが、人材、資本不足などから導入は容易ではない。中堅中小企業のロボットの導入サポートを高丸工業とともに進めていきたい」と話した。
日本産機新聞 平成29年(2017年)12月20日号
[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事
NC旋盤用チャック、研削盤のダイヤフラムチャック、マシニングセンタのシリンダ内蔵チャックなど顧客ニーズに応じ最高の機能と品質を併せた特殊仕様「デザインチャック」を手掛けている帝国チャック(大阪府八尾市)は創業100周年を […]
第23回全国Cominix会総会が9月12日、リーガロイヤルホテル大阪(大阪市北区)で開催された。正会員や賛助会員など142人が出席した。 開催に先立ち東部Cominix会の大内宏会長(共立機材商会社長)が、Comini […]






