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【ウェブ限定】ゼロチップタップが好評―田野井製作所
工具寿命が大幅に向上
自動車部品に最適
田野井製作所(埼玉県白岡市、0480・92・7011)の「ゼロチップタップ」が好評だ。シャンク部から切削油を吐出させる溝を入れたタップで、一昨年に標準販売を開始してから、それ以前に比べて売上が5・6倍まで増加。従来のタップに比べ、切り粉残りが極端に減るだけでなく、工具寿命が大幅に伸び、自動車などのアルミダイカストや鋳物部品の加工で評価されている。今秋にはラインアップをさらに拡充し、幅広いニーズに即応する。
「ゼロチップタップ」は、シャンク部に溝を入れて切削油を吐出させる内部給油式のタップで、約15年前に自動車部品メーカーと共同開発した。軸芯にオイルホールを空けた従来の内部給油式と比べ、圧を損なわないことでスムーズな切り粉排出を実現。刃先を効率的に冷却できるだけでなく、切り粉によるダメージも避けられる。加工速度を上げても損耗し難く、工具寿命が3~5倍まで向上する。
また、止まり穴と通り穴の兼用が可能。両方が混ざったワークの加工に効果的で、「そのような場合では超硬製品を超える工具寿命が得られる場合もある」(営業企画課吉川雅也課長)。輸送機器や建機などのアルミダイカスト・鋳物部品加工の生産性を大幅に向上させる。
元々は、特殊品対応の製品だったが、一昨年10月から標準品の販売を開始。近年、内部給油式に対応したマシニングセンタを設備する企業が増えたことも追い風となり、現在では全体の売上の約8%を占めるまでに増加した。「当初の計画を上回るペースで売れている。オイルホールモデルよりも4倍売れており、当社にとってはこちらが主流」(吉川課長)。
こうした需要の拡大を受けて、今秋には製品ラインアップをさらに拡充させる予定だ。現在の約250アイテムから330アイテムまで増やし、あらゆるサイズの加工に対応する。「戦略商品として積極的に拡販し、2020年度までに売上を現状の3倍までに引き上げたい」(吉川課長)。
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