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事務作業の効率化支援「おペンちゃん」
サンコーインダストリー

「事務作業を自動搬送ロボで効率化」―。サンコーインダストリーの東京支店では、自動搬送ロボ「おペンちゃん」(写真)が、オフィス内を走り回り、業務効率の改善をサポートしている。
ねじ業界では受発注業務を電話やFAXですることが多い。ネット受注を進める同社でもネット使用率は4割程度だという。当然、紙が増えれば伝票のやり取りのたびに、営業担当者や伝票入力するオペレーターが移動しなければならない。
例えば、おペンちゃんを導入した東京支店の8階のフロア。総勢33人で、営業22人に対し、4人のオペレーターで受発注処理を行う。「平均1日一人当たり500行の処理が必要で、数値化していないが、それに伴う移動時間は多大なものになっていた」(総務部の吉田健太主任)という。
この無駄を減らすため導入されたのがおペンちゃん。8階フロアを約5分程度かけて、L字型に移動する。営業担当者はおペンちゃんの背中に伝票を入れる。オペレーターは定期的におペンちゃんの背中から伝票を受け取るだけ。人が来れば止まるように設計したり、事務所なので音を小さくしたりするなどのオフィス向けに工夫した。
東京支店営業1課の寺井崇浩課長は「このアイデアは女性だけのQCサークル、アンサンヒロインズ(リーダー・守屋可奈子さん)発案で生まれた。導入したばかりで効果はこれからだが、今後の結果を見ながら、他部署やいろんな使い方を検討したい」としている。
日本産機新聞 平成29年(2017年)10月15日号
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