2025年11月21日(金)

理研コランダム、オカモトの子会社に
製造の効率化などを追求

 化成品メーカーのオカモトはこのほど、研磨布紙などを手掛ける理研コランダムの子会社化を発表した。一株229円で株式公開買い付け(TOB)を実施し、現行33.05%の出資比率を50.15%に高める。

 理研コランダムは、オカモトが持つ販売網を活かして、海外市場を強化していくほか、製造ノウハウを活用し効率化も進めていく方針。

 TOBは今年8月7日~9月5日で実施。株式取得価格は3億5900万円となった。今後も理研コランダムの東京証券取引所2部上場は維持する。

 両社は、2015年2月に資本業務提携を結び、理研コランダムの製造の効率化などを進めてきた。今回の子会社化によってオカモトでは、生産部門の効率性の追求、販売網での連携強化、技術面での交流、生産管理やインフラ面の連携を図っていく。

日本産機新聞 平成29年(2017年)10月15日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

機械工具上場商社 2025年4-9月決算

自動化需要さらに増加 機械工具上場商社の2025年4—9月期決算(トラスコ中山、フルサト・マルカホールディングスは1—9月期、NaITOは3—8月期)が出揃った。自動車の設備投資が依然として鈍いが、人手不足を背景に増加す […]

「できる仕事」は部下に【現場考】

指導経験積む時間つくる/業務過多を解消するには 目標を目指す営業が面白くて、熱中するうちに成績上位の常連になった。実績が認められ、20~30歳代で課やチームのリーダーに抜擢される。いわゆるプレイングマネージャー。業務をこ […]

【特集:ニーズ高まる品質管理・検査】

昨今、自動車業界の認証不正やリコールなど、日本のモノづくりの信頼性を揺るがす問題が多い。さらに、車のEV化をはじめ、電子・半導体、航空宇宙、医療など様々な産業で、新たな製品や技術開発が活発化しており、開発した製品の検査・ […]

トピックス

関連サイト