2025年7月2日(水)

会員の声つぶさに集め『共に学び、共に研鑽』
全機工連会長 坂井 俊司氏

この人に聞く2017
全日本機械工具商連合会 会長(NaITO社長)坂井 俊司氏

現場主義貫く

坂井俊司氏
 1987年同志社大学商学部卒、岡谷鋼機入社。2010年東京本店メカトロ部長。14年NaITO社長。1963年生まれ、54歳、大阪府出身。趣味は料理、座右の銘は「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。

 自他ともに認める根っからの現場主義。ある工具メーカー幹部は「地方の小さな展示会でも、いつも顔を見かける」と評するほど、全国各地の現場を飛び回る。

 1987年にNaITOの親会社の岡谷鋼機に入社。製鉄会社向け設備、自動車向け大型プレスのライン構築などを手掛け、現場に入り込んできた。機械設置監理技術者の資格も持つほどで、70台以上のロボットの運用、据え付けをコーディネートしたこともある。NaITOの社長指名を受けたのも「こんなに幅広く色んな現場を経験してきたからであると認識している」。

 現場主義は全機工連でも貫く。「連合会組織で重要になるのは地域の活動。できる限り全国の機工会の声を聞き、地域の活動を支援したい」と意気込む。

 一方で、全機工連にしかできない活動もあるという。「働き方改革などまさにそう。必要性は認識していても『何をどう始めていいのか』と悩む経営者が多い。こうした大きな課題に対してどうすればいいのか探求できる場を提供したい」。

 「断らない」のも信条の一つ。会長の打診を受けた際も、「親会社への調整はあったが即決した」という。「会長の立場として必要とあらば各地の機工会にも赴く」。

 「全機工連憲章の第一項に掲げられているのは『共存共栄』。時代の流れに敏感に対応し、『共に学び、共に研鑽』するような全機工連であり続けていけるようにしたい」。

日本産機新聞 平成29年(2017年)7月15日号

日伝  運搬支援ロボット「TugRos」を販売強化

資材の荷受け場などで人手不足に困っているが、プログラム設定が必要で高額な無人搬送車(AGV)や自律搬送ロボット(AMR)の導入に二の足を踏んでいる。そんなユーザーに今人気なのが、日伝(大阪市中央区、06・7637・700 […]

MECT2025 過去最高の524社が出展

メカトロテックジャパン2025を主催するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、052・732・2455)は6月5日、ポートメッセなごや(名古屋市港区)で出展者向けの説明会を開き、今回の出展者数は524社・団体、小間数は […]

業界の課題や未来を予測【第30回全国伝動機商組合大阪大会】

3年に1度の大阪、東京、名古屋の伝動機商組合が一堂に会する「第30回全国伝動機商組合大阪大会」が5月21・22日の2日間、ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪市北区)で開催され、約70人以上が出席し、総会、各組合の現状報 […]

トピックス

関連サイト