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トラスコ中山 中山 哲也社長
「独創経営のススメ」
数字に厳しい経営者はダメ?
「数字に厳しい経営者は能力のない証拠だ」。トラスコ中山の中山哲也社長は2月14日の決算説明会で、独特の言い回しで、経営哲学の一端を話した。「数字を詰めるのが一番簡単な指導法であり、来期は予算撤廃も検討したい」という。予算は通常トップの指示や、経費に基づき積み上げられることが多いが、同社は売上の予算設定を事業所ごとの支店長の申告制にしている。
それでも「予算があると、後任者の能力が高いのに前任者の低い数字に甘えてしまうことも起きかねない」と、営業活動に枠を設けてしまうことに警鐘を鳴らす。「予算を撤廃すれば過去にない数字が達成できるかもしれない」。
また、同社は毎年社員名簿を作成している。個人情報の保護が厳しくなる中、今もパートタイマー社員も含む全社員の顔写真や自己紹介文が入った名簿を作成し、社員同士のコミュニケーション向上を図っている。「他の拠点に電話する時、顔や人となりが分かれば対応もしやすくなる。社員同士で顔も分からずに良い仕事ができるだろうか」。
そのほかにも、在庫回転率ではなく、在庫からいかに顧客へ出荷できたかを計る在庫ヒット率を重視する「中山式在庫の方程式」や、物事の判断基準を損得ではなく善悪におく「取捨善択(ぜんたく)」、誰もが進む方向に成功はないとする「独創経営」などの考えを話した。
日本産機新聞 平成29年(2017年)3月15日号
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