2025年12月23日(火)

ミツトヨ、広島のショールーム一新

製品9分野に展示ゾーン

挨拶をする中川社長
挨拶をする中川社長
 ミツトヨは、広島県呉市の広島事業所内に併設するショールーム「M³ Solution Center HIROSHIMA」をリニューアルし、9月1日にオープンした。製品群ごとに9つのゾーンで構成され、最先端の測定システムを展示するゾーンを設けるなど、同社が持つ最新技術を体感できるように工夫した。

 2014年に迎えた創業80周年記念事業の一環で、開設以来14年ぶりにリニューアルした。延床面積は536平方メートルと、全国7カ所にあるソリューションセンターの中では4番目の大きさ。測定工具や座標測定機など同社の最新製品約320点を展示する。

 市場動向に合わせて最先端の測定システムを展示する「フューチャーソリューションゾーン」を初めて設置。9月1日~3日に開かれた「オープン展示会」では、来場した約1200人にロボットと測定機器を組み合わせた測定システムの自動化を披露した。中川徹社長は、「今後も未来志向型の展示を披露していきたい」としている。

 また、中川社長は「このソリューションセンターを中国・四国・九州地区のショールームの中心として、ユーザー、商社、販売店の方々に積極的に使って頂き、情報発信の場にしていく」と話した。

ミツトヨ 広島内装
9つのゾーンで構成され、最新技術を体感できる

 M³ Solution Center(エムキューブソリューションセンター)
 全世界にあるショールームの統一名称として2003年に改称した。国内7カ所、海外70カ所に設置する。先頭の「M³」は、Mitutoyo(ミツトヨ)、Measurement(測定)、Metrology(計測技術)の3つのMを表している。

日本産機新聞 平成28年(2016年)9月15日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

経済産業省  航空機武器産業課 航空機部品・素材産業室  西山  正室長に聞く【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

供給網の強靭化、重要性高まる 経済産業省は2024年4月に「航空機産業戦略」を策定し、今後の方向性を打ち出した。成長のカギの一つとして挙げるのが、サプライチェーン(供給網)の強靭化。安定供給を実現するため、国内に加え、海 […]

航空機部品メーカー・オオナガの取り組み【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

ベトナムの格安航空会社(LCC)がボーイングに200機を発注するなど航空機の需要が急拡大しているベトナム。旺盛な航空機の需要増に合わせ、欧米の航空機や部品メーカーが現地でのサプライヤー開拓を進めている。ベトナムで航空機部 […]

航空機産業を支える注目7社の生産財【特集:航空機産業-アジアの需要を掴む-】

アジアでは新興国の人口増加や経済成長、インフラ需要などに伴い、航空機産業は今後さらなる伸びが期待されている。政府もこうした需要拡大を見込み、アジアでの航空機産業へのサプライチェ—ン参画を強化するため、補助金や官民連携など […]

トピックス

関連サイト