日立産機システム(東京都千代田区)は既存機から新型コンプレッサへの置き換えで削減できた二酸化炭素(CO2)の排出量をクレジット化するサービスを2026年度に開始する。クレジットは市場で売却し、得た収益はユーザーに還元する […]
東洋炭素が炭素繊維の熱処理トレイ
金属の1/5の軽さ
耐熱温度2000℃
東洋炭素(大阪市西淀川区、06・6472・5811)が、炭素繊維強化炭素複合材(C/Cコンポジット)を材料に用いた金属熱処理トレイの拡販に力を入れている。金属トレイと比べてワークの積載量を増やし、加工品質を高めることもできるメリットを生かし、熱処理の生産性改善策の一つとして、自動車部品などのメーカーに売り込む考えだ。
このトレイは同社が手掛けるC/Cコンポジットで製作。C/Cコンポジットは耐熱性能が極めて高く(2千℃)、軽い(金属の約1/5)のが特長。このため熱処理で高温になっても変異せずワークに歪みを与えたりすることが無く、また最大積載量に対するトレイの重量を減らしてワークの積載量を増やせる。
例えば、自動車部品や金型などの熱処理で、元の状態の形状や寸法をほぼ維持し、生産数量も大幅に増やせるという。自動車部品や金型などのユーザーには、既存の工業炉による改善方法としてアピールしていく。トレイは、ユーザーの要望に合わせてオーダーメイド品をつくる。
日本産機新聞 平成28年(2016年)7月25日号
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