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日伝が今期事業方針
売上目標1050億円
技術営業やロボ販売
展示会、IoT対応も
日伝(大阪市中央区、06・7637・7000)は5月9日、帝国ホテル(大阪市北区)で今期(2017年3月期)の事業方針を発表した。昨年策定した中期経営計画「NEXT FIELD 2017」の中核事業の展示会開催やロボットの販売、商品の追加工を推進。こうした需要を掘り起こす活動や新市場の開拓で、過去最高の売上高を目指す。
提案力高め需要開拓
日伝の今期の連結売上高目標は1050億円。昨年度の実績1015億800万円から3・4%伸ばす計画で、初の1000億円超えを果たした昨年度を上回る。
その目標実現への事業の一つがさらなる需要開拓の取り組み。技術提案の専属部門FAシステム・環境推進部が日伝の営業部門と連携し営業活動を支援。新設したテクノセンター(大阪府東大阪市)では、標準規格製品への追加工やエアパネル製作、アルミフレームの組み立て、補修サービスを手掛け、市場の多様なニーズに応える。
さらに新たな市場開拓への活動も推進する。このところ力を入れるロボット販売では専門カタログを改定するなど拡販活動を強化。展示会・セミナーは、日伝と販売店が共催する「MEKASYS展」を国内各地で開く(昨年度は470回、集客総数3万3千人)ほか、機械要素技術展や国際食品工業といった総合展にも出展する。
その一方で、受発注システム・プロキュバイネットの利用を促進し、中国や東南アジアを中心とする海外展開を強化。営業技術社員の育成や女性総合職の採用にも力を入れる。物流は昨年、新東部物流センターを完成、稼働させ、商品供給力を高めた。
こうした需要の掘り起しや新市場開拓の取り組みは、市場のニーズや動きを捉え、メーカーや販売店とともにユーザーの課題解決に貢献するのが目的。福家利一社長は「お取引先の皆さまの業績向上になくてはならない企業になりたい。そのために提供価値を創造していく。夢に向かって、挑戦し続けていきたい」と語った。
日本産機新聞 平成28年(2016年)6月15日号
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