2026年4月29日(水)

機械工具業界も入社式、各社トップによる訓示を紹介

今年も機械工具業界にはニューフェイスたちがやってきた。そこで本紙は各社の入社式を取材。社長たちによる新入社員に向けたの激励の訓示を紹介する。

エバオン・前西衛社長「働きやすい環境で」

初めから仕事ができるスーパーマンはいない。あれができない、これができないは当然ある。少しずつ成長していく過程を周囲の方は優しい気持ち、寛容な気持ちで見守っていただきたい。そういった働きやすい環境で伸び伸びと成長していってほしい。

コノエ・河野裕社長「『なぜ』と疑問を持って」

当社は創業74年を迎えたが、私が入社した2007年当時、教えてもらうことはねじと測量のことだけ。今ではねじ、測量以外の様々な事にも挑戦する企業となった。

今日、1つだけ覚えてもらいたいのは色々なことが出来る会社になっても変わらない部分がある。でも、「なぜ」そうなっているのか疑問を持ち、その理由を先輩たちに尋ねてもらいたい。先輩も若い人材の「なぜ」に耳を傾け、一緒に考えることが大切。それがコノエを変えるきっかけになる。

Cominix・柳川修一社長「成長とは自分でつなげるもの」

会社の風土、方針、特長を形作っているのは皆さんと同じように新卒から入社し、長く当社で頑張ってくれている社員。今年から組織も変更し、光システムや耐摩製品事業部が発足するなど、今後も変化していくが、我々が成長するには新卒から当社の人として育った社員が重要。成長とは与えてもらうものではなく、自分で成長につなげること。最初は泥臭い仕事も多いかもしれないが、様々な経験を糧に、自分の成長につなげ、当社の一員として新しい世代を創ってもらいたい。

Joyful喜一ホールディングス ・田中 健一社長「相手の関心ごとに関心を向けよう

新社屋が完成して初めての入社式。皆さんとの距離をこれから縮めていきたいと思う。

そのために大事なことの1つ目は、自分自身が相手と距離を縮めたいと思うこと。そう思わないことには縮まない。

2つ目は挨拶。笑顔で挨拶する、できたら相手の名前を読んで挨拶できたら一番だ。

3つ目はそれぞれの関心ごとを見つけてみる、相手が何に関心あるかを聞いてみる。

そして4つ目はその関心ごとに一度、自分自身の関心も向けてほしい。そうすればギュッと距離が縮んでいくだろう。

杉本商事・杉本正行社長「嘘はつかない」

皆さんに心掛けてほしい事は次のとおり。

1.嘘はつかない。一つの嘘は、大きい嘘に繋がる。分からない場合や判断に迷った時は、周囲に相談・確認することが大切。

2.具体的な目標設定と逆算思考。まずは、杉本商事での自分の目標を立ててほしい。例えば、“10年後には所長になる” や“ボーナス目標額を設定する”など。当社は、実力主義の評価体制が特徴だ。また、“いつまで”“どうやって”目標を達成するか逆算し、明日レベルまで細分化することが大切。AIに仕事を取られないためにも、“考える力”を鍛えていくことが重要だ。

3.待つのではなく、自分から先輩たちに声掛けを。

トラスコ中山・中山哲也社長「人生たった3万日、やれる時にやるべきことを」

人生はたった3万日しかない。のんびりしている暇はないし、人生にも旬がある。やれると思ったときにやるべきだ。また、ホワイト企業では人が育たないのも事実で、仕組みづくりが進んでいる当社では人が育ちにくい面がある。自分で鍛えて、自分で育てて、人には頼らない。ダメ出し転じて福となす。ダメ出しくらいでくじけてはいけない。テンションを下げて損をするのは自分自身だから。

NaITO・坂井俊司社長「新しい感性忘れず、やりきる力を」

ものの考え方やビジネスが大きく変わっている時代。NaITOも変わっていかなければいけない。それには、みなさんが持つ新しい感性が必要。その感性を忘れず、光った存在でいて欲しい。また、やると決めたことは必ずやって欲しい。やらずに後悔するのはもっとよくない。うまくいかなくても次につながる手が生まれるので、必ずやると意識を持って欲しい。

山善・岸田貢司社長「成長する責任がある」

我々が“ワン山善”として今の時代を生き抜いて将来に繋げていくために、最も必要なことは一丸態勢。今こそ創業の精神が大切だと考えている。戦後の何もない所から会社を興した「やったるわい」という創業者・山本猛夫の気概が原点。山善のDNAを共に育てながら、独自の新しい山善を創っていって欲しい。

今日から皆さんはプロフェッショナル。自分の役割を自覚し、まず身だしなみを整え、時間を守り、言葉を選び、礼節を重んじ、相手を尊敬してふるまう。当たり前のことだが、まずこれを再度身に着けてスタートしていこう。

皆さんには成長する責任がある。皆さんの成長が会社の成長に繋がる。予想できないことがたくさん起こる中、先輩はついていけなくても皆さんはついていって提案できる。だからこそ早くプロフェッショナルになって成長して欲しい。

また、皆さん自身が決めなければならない場面が今後たくさんある。これがプロフェッショナルとして一番大切なことであり誇り高いところ。「decision is yours」。

日本産機新聞2026年4月20日号

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