2024年4月26日(金)

工作機械受注目標
今年は1兆5500億円

日工会が発表

内外需ともに好調

花木 義磨会長
花木 義磨会長

 日本工作機械工業会(花木義麿会長・オークマ社長)は13日、2016年の受注目標を1兆5500億円と発表した。内需は補助金や減税などに加え更新需要も底堅く、外需も欧米が好調で、ASEAN諸国などが復調すると判断した。15年は1兆5000億円に届かなかった模様だが、16年は昨年の期初目標と同じ数字に挑む。

 13日に都内で開かれた新年賀詞交歓会で発表した。16年の見通しについて花木会長は「(昨年の期初目標だった)1兆5500億円に再挑戦したい」と意気込みを話した。

 内需は「老朽化設備の更新の潜在需要がまだまだあり、補助金や減税の効果も大きい。為替も円安基調にある」と説明。外需は「北米や欧州は堅調に推移する。昨年悪かったASEAN諸国もこれ以上悪化することはない」と見通しを話した。

 一方、15年の受注実績については1兆4800億円と1兆5000億円には届かなかった。年央までは円安に加え補助金効果も大きかったが、後半には内需は補助金の谷間で一服感が出たことなどが影響した。

日本産機新聞 平成28年(2016年)1月15日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

【連載企画:イノフィス、次なる戦略②】折原  大吾社長インタビュー
作業や業界に特化した製品開発

イノフィス(東京都新宿区)は今年8月、腰補助用装着型アシストスーツ「マッスルスーツ」の新しいモデル「GS-BACK」を発売した。既存モデルの「Every」に比べ、軽量で動きやすく、これまで以上に幅広い現場での活用が期待さ […]

TONE 本社を河内長野工場に移転

TONEは、本社を同社最大拠点である河内長野工場に統合、移転した。9月26日から業務を開始した。 今回の統合により、開発、製造、営業企画、品質保証、管理の各部門と経営を一体化。部門間のコミュニケーション向上を図り、一層綿 […]

エヌティーツール 福岡県筑紫野市に九州事務所を開設

ツーリングメーカーのエヌティーツール(愛知県高浜市、0566-54-0101)は福岡県筑紫野市に九州事務所を開設し、九州地域での迅速かつ細やかなサービスを提供することで顧客の課題解決に応えていく。住所は福岡県筑紫野市原田 […]

トピックス

関連サイト