「中古機械や古い機械を大事に使うのがカッコよくないですか」—。あるユーザーの若い技術者の言葉だ。中古機械はコストの優位性に注目されることが多いが、最近ではSDGs(持続可能な開発目標)の観点から「機械を大事に使いたい」と […]
セコ・ツールズが方針発表

▲左からラース・ベルグストローム社長兼CEO、松田剛一社長、アンドレアス・フリッツ副社長
セコ・ツールズ・ジャパン(東京都大田区、03・3733・8111)は11月3日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されたJIMTOF2014で記者会見を開いた。SECOグループ社長兼最高経営責任者(CEO)のラース・ベルグストローム氏が会社紹介や日本市場の重要性、今後の取組みについて語った。
冒頭の会社紹介では、2013年度の業績について「売上は約10億㌦(約1180億円)。中国はやや減少傾向だったが、北米や東南アジアは堅調に推移し、日本も回復傾向にあった」と説明した。
日本市場については「自動車や工作機械など世界的にも有力なメーカーが多く、研究開発の場として非常に重要である」とした。また、「それらのメーカーと連携を強化し、より良い製品を提供していく」と日本を中心とした戦略を強調した。
さらに今後、クラウドを使ったデジタルソリューションサービスを提供する考えを明かした。タブレット端末などで切削条件や工具選定ができるほか、在庫状況の確認や見積もりも可能。現場で即座に対応できる。
会場内で開催されたワークショップでは、加工に合わせた工具選定や同社の被削材分類表を使った切削条件選択の仕方を紹介。松田剛一社長は「機械の更新ももちろん重要ですが、工具の見直しでまだまだ生産性の向上が図れる」と語った。
日本産機新聞 平成26年(2014年)12月5日号
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