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オーエスジーが切削工具販売1000億円超え
国内切削工具の売上高で初の1000億円を突破したメーカーが誕生した。国内販売の強化とグローバル戦略、商品の取り揃えをいち早く展開したオーエスジー(石川則男社長)はこのほど、2014年11月期売上高(連結)で1000億円を突破し、1010億円とした。また、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに史上最高額を更新し、実質無借金会社となった。
昨年発表した中期経営計画「The Next Stage 14」によると、同社は2016年度売上高1000億円達成を目指していたが、2年前倒しの達成となった。これにより2016年度の経営目標は、連結売上高1160億円、連結営業利益210億円に上方修正すると同時に、2020年中期ビジョン・連結売上高1500億円、連結営業利益300億円(20%)に向けて積極的な施策展開をスタートした。
同社は「世界トップの穴加工用切削工具メーカー」を長期ビジョンに置いている。具体的には、主力製品であるタップ・エンドミル・ドリル・転造工具で世界シェアトップを目指すもの。現在は、タップ・エンドミル・転造工具で世界一、ドリルで3位以下と認識(社内調査)しており、特にドリルのシェアアップを図る。
その基本戦略は“大手ユーザー開拓”と“フラッグシップ製品戦略”。大手ユーザー開拓は、対面型販売組織をグローバルで拡充し、ユーザーの未来のニーズを取り込み、将来に亘って変化できる企業を目指す。また、優位性のあるダイヤコーティング能力を増強し、航空機産業の増産に対応するほか、新興国の自動車産業に注力。世界展開してきた再研磨事業に再コーティング事業を追加し、アフタービジネスを強化する、としている。
フラッグシップ製品戦略では、中国・欧州・メキシコ・カナダを皮切りに進めている「Aブランド」製品をトータルで販売する“Aクラブ”をはじめとする海外販売代理店網を整備・強化するとともに、フラッグシップ製品である「Aブランド」の新製品投入を強化・拡充する。
この基本戦略に基づき2020年=1500億円達成に向け、業種別(自動車・航空機・エネルギー・医療)、地域別(北米・中華圏・南アジア・欧州)、さらに製品別(超硬製品・ハイス工具等)の組み合わせで戦略展開する。前述の対面型販売組織拡充やAクラブの拡充、ブラックボックス技術(素材の開発・表面処理技術の開発・研削盤等生産設備の開発)、製品開発力強化、最適生産システム構築…への重点投資はそこにある。
石川社長は「シェアを一定以上獲得しなければ、どこのユーザーがどんな用途で、どのように使っているかが見えない」とし、「超硬ドリル・超硬エンドミル・インデキサブル工具といった超硬製品の拡販・シェアアップ」をキーポイントにしている。
なお、同社は昨年、新しいブランドタグライン「shaping your dreams~お客様の夢をカタチに~」を発表。石川社長は「お客様の期待に応え続けられる企業を目指す」と強調した。
日本産機新聞 平成27年(2015年)1月25日号
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