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OMJCリレーインタビュー
薮内産業(OMJC理事)薮内 大祐氏
20年後の薮内産業はどうありたいか。それは、社員の皆さんが「社長になりたい」と意気込める会社でしょうか。仕事にやりがいを感じ、切磋琢磨して互いの能力を高め合う。そして「いつかは社長に」と夢を持てる。そんな会社にしたいですね。
そう思うのは、社会人への岐路で悩み、自らを見つめ直した経験に基づいています。幼い頃から将来は薮内産業を継ぐのだろうという意識があり、大学3年の就職活動の時も頭の片隅にそんな考えがありました。けれど同級生たちは違った。
それぞれ夢を持ち、理想の将来像を描き、それに近づけるように努力していた。自らの進路に思いを馳せる真剣な考えに出会いました。その頃から、それまでの考えに疑問を抱くようになったんです。今の考えのままで薮内産業に入っていいものか。しっかりとした覚悟を持たず社業を発展できるのか。社員の皆さんは納得するのだろうか、と。
私の姿勢と決断は薮内産業の未来の体制づくりに大きく影響します。もし私が別の道を選ぶなら、後継者に別の人を見つけ、育てなければならない。別の道をとも考えましたが、機械工具業界への進路は悩みに悩み抜いた末に覚悟を決めました。
年齢にとらわれずイキイキ
そうしたなかで、必ずしも息子や娘が後を継ぐことしか選択肢が無いとは限らないと思うようにもなりました。後継者には、会社の社会的責任を果たし、取引先や社員の皆さんの将来を背負う気概や夢を持つ人がなるべきです。そして、何より機械工具商の仕事を愛し、やりがいを持っている。少子化問題が叫ばれている昨今、それは性別も血の繋がりも関係ない。
ですから、最も意欲のある人になって欲しいし、誰にもチャンスがあるようにもしたい。これからの20年は「いつか社長に」と思える会社づくりをしていきたい。
そのためには、まず私自身がしっかりと経営者として魅力を感じてもらえる人間である必要があります。結果にこだわり自分の仕事に誇りを持って様々な困難に立ち向かっていきたい。その姿を社員に見てもらい、何かを感じてもらいたい。
その一方プライベートでの20年後は、年相応の経験や考えは持ちながらも、年齢にとらわれずに生きたい。20年後は53歳。仕事も趣味のゴルフもマラソンも目一杯楽しむ。心も身体も常にフレッシュで若々しくいたいですね。
1982年生まれ、大阪市出身。2004年に立命館大学経済学部を卒業し山善入社。11年薮内産業。趣味はゴルフ、マラソン。好きな言葉は「継続は力なり」。尊敬する人は父・薮内敬三氏(薮内産業社長)
※OMJCリレーインタビューは前走者が次走者にインタビューのテーマを投げ掛け、バトンをつないでいきます。次回は三和精密の鹿村佳孝氏。前走者・薮内氏の質問は「ストレス解消の方法は?」。
日本産機新聞 平成27年(2015年)11月15日号
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