「中古機械や古い機械を大事に使うのがカッコよくないですか」—。あるユーザーの若い技術者の言葉だ。中古機械はコストの優位性に注目されることが多いが、最近ではSDGs(持続可能な開発目標)の観点から「機械を大事に使いたい」と […]
100kg級のチェーンスリング<イーグル・クランプ>
イーグル・クランプ(大阪市中央区、06・6762・0341)は、チェーンのEN規格でグレード10のチェーンスリングを6月1日、発売する。400℃の現場環境で使えたり、過負荷が掛かってもフックが少しずつ伸びたりするのが特長で、造船や鉄鋼業界などに強度や安全性を売り込んでいく。発売するのは「ENORMチェーンスリング」。
新開発した素材や独特の熱処理で高い強度と靱性を実現。400℃の環境でも使用荷重75%で使うことができ、常温に戻れば使用荷重100%で再び使える。材料の靱性も極めて高く(破断伸び20%)、フックは過負荷が掛かっても開口部がゆっくりと開くため、瞬時に破断する危険が少ない。
グレード10のチェーンは、同じ太さや長さのグレード8のチェーンと比べて強度が25%高く、重量も25%軽い。巨大な重量物を吊り上げたりする現場では、グレードを8から10に替えることでチェーンの強度を高めつつ、軽量化することができる。
ENORMは様々な用途に使えるように、線径22㎜や26㎜の太いチェーンも揃え(6~26㎜まで8サイズ)、多種多様な揚重機のフックに合う大きさのマスターリンクも販売する。
造船や鉄鋼、重機械をはじめとする重量物の吊り作業をする現場では、事故の危険が少なく使いやすいチェーンスリングが求められている。イーグル・クランプは、ENROMの強度や軽さ、安全性などをアピールしていく方針。
日本産機新聞 平成26年(2014年)5月25日号
人は高付加価値の仕事に/販売も力、製造業のDX後押し 1カ月分の納品データをウェブサーバーから、仕入データを基幹システムから抽出する。数百枚ものそれらを照合し仕入データと請求の金額に差異が無いか確かめる。毎月決めた日時に […]
測定受託で需要開拓/新規の契機にも 機械工具や非鉄金属を扱う精工産業は今年7月、ユーザーの測定業務などを請け負う「計測技術室」を立ち上げた。協力先工場の測定業務の負担軽減を目的に開始したが、新規開拓の契機や、ユーザーの測 […]







