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購買支援ソフト<ジーネット>
ジーネット(大阪市中央区、古里龍平社長)は、購買作業を省力化するソフトウェアを開発した。大手から中堅製造業の場合、保全や購買、生産技術、設計、技術開発、品質保証、総務など販売店が営業対象として訪問する窓口は、多岐に跨る。このため、販売店のセールスマンは、ユーザーに訪問する頻度が、毎日訪問する部署もあれば月1回のところもあり、受注活動は営業マンの感性が大きく左右する。一方で、成熟する日本市場は、マーケット規模が収縮しており、ますます情報収集・受注争奪戦が厳しさを増し、販売店は「ユーザーの懐に飛び込み、スピーディーに受注に繋げる」ことが重要になってきた。この変化に対応したのが、ジーネットの新販売ツール。今年4月、同社は窓口を従来の保全や購買だけではなく、ユーザーの機械設計者のCADにも同時に入り込む「EG PARTS」をスタートさせた。これは販売店がユーザーを囲い込む新ツールとして注目が集まる。
「EG PARTS」(Easier choice、Greater effect! )には、設計者が求める機械要素データが約6500万点以上掲載されている。空圧機器はじめ伝導機器、変・減速機、モータ、ベアリング、チェーン、スプロケットなど機械要素部品の情報提供元としてはデータ量が最も多く、「数クリックで探せる」ことがユーザー設計者の効率向上に結び付いている。ちなみにアマゾンの商品点数は5000万点。
要素部品の図面データはメーカーホームページからDⅹFファイルをダウンロードすることが一般的。欠点は、手間が掛かる。Webでデータを提供する業者もある。同じく時間と手間が掛かる。また、部品の仕様・性能を確認するためにカタログを検索するが、例えば、空圧機器のケースでは、1社で7~8冊の分厚いカタログがあり、これを検索しなければならない。
EG PARTSは、メーカーリンクボタンをクリックすると、メーカーのホームページのその部品が掲載されているサイトにリンクされ、直ぐに仕様の確認ができ、メーカーカタログへの依存が少なくなる。
数クリックで見積り
設計者は、EG PARTSから求める部品を図面作成に使用でき、使用した部品がすぐに部品表として表示される。部品表から数クリックで販売店に見積りデータを送信することができる。また、購買担当者がいる場合は、見積情報を設計者と購買担当者で共有できる仕組み。
CAD部品データ使用は無料、ユーザーは使い放題で活用できる。
このほか、各メーカーから発表される新製品は適時更新されていることも特長。
このデータは、機械設計ソフトウェア開発会社、ユニオンパーツ(静岡県浜松市、辻 段社長)の機械部品CADデータライブラリをベースにしたソフト。設計時間の短縮、設計者の生産性向上に即役立つ、購買部の省力化、製造までのリードタイムの短縮を目的として開発されている。
ジーネットは、継続的に購入実績のある機械工具店経由で運営する計画。
今年4月末からトライアルをはじめ、改善などを加えながら中長期で本格的に普及させる方針。
古里龍平社長は、「お困りごとの解決する冊子、かんたん解決カタログのWeb版の位置付け。ユーザーから販売店、販売店からジーネットへ、Webで一気通貫に繋がっている。また、販売店はユーザーの囲い込みに繋がるので喜ばれる。また、設計者が、開発スピードを上げる道具になり、設計者にも喜ばれる」と、新ツールの立ち上げにより競争力を高める狙い。
日本産機新聞 平成26年(2014年)5月15日号
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