2026年10月16日(金)

OMJCリレーインタビュー 河田機工 社長(OMJC書記) 平井 泰彦氏

経営者としてどんな覚悟を?

周りの人と共存共栄

産機新聞5月15日号  OMJCリレーインタビュー  河田機工  社長 平井泰彦氏

1973年生まれ、京都府木津川市出身。近畿大学商経学部を卒業し、97年三菱商事建材に入社。2004年に河田機工。12年取締役、13年社長。趣味は武道。尊敬する人は祖父と河田徹会長。好きな言葉は、高杉晋作の名言「おもしろきこともなき世をおもしろく」。

経営者としての覚悟は「周りの人と共存共栄すること」です。お得意先や仕入先、社員、そして家族と力を出し合い、支え合って発展する。決して争ったり主張を押し通したりして、自分だけ得をしようとするのではなく。気持ちを通わせ一体となり、皆が豊かになればいいなと思っています。
 そう思うようになったのは合気道を始めてからでしょうか。合気道は武力で勝ち負けを争うのではなく、技を通じて対立を解消することを理念とする武道。技は防御や返し技が中心で、攻撃を無力化するための手段なんです。
 合気道は8年前、足に怪我をして身体に負担の少ない武道をと始めましたが、それまで小学生から空手、社会人から日本拳法をしてきました。空手や日本拳法の技は相手にダメージを与えるためにある。拳や脚で力をぶつけ合い、どちらが強いかを決める。

気を通わせ、新たな道

 けれど合気道は違う。心理状態や身体の動かし方といった「気」を感じ取り、攻撃の力を利用して投げたり、関節技をかける。腕力や蹴りの強さよりも相手と気を合わせて心を一体にするほうが大切で、勝とうとしたり、肩に力が入っていると簡単に転がされてしまう。空手や日本拳法のやり方が殆ど通用しないんです。
 そして道場に通ううちに会社経営にも通ずるように感じてきました。業績を伸ばすためにライバルを押しのける、協力してくれない会社や人を批判する。刹那的には自分の富を増やし、優位に立てるかもしれない。けれどそれで周りの人たちに貢献しているのだろうか、と。
 そう感じてから、周りの人に喜ばれ、長く付き合いたいと思って貰えるようにしたいと強く意識するようになりました。それこそ合気道のように肩の力を抜き、気を合わせて。課題解決のために協力し、喜びを分かち合えるように、仕事への向き合い方が変わりました。
 河田機工には妻の父・河田徹会長(当時社長)の生き方に憧れて入社しました。河田会長は、いつどんな人にも温かく接し、感謝され、そして愛されている。いつもその所作や背中から学んでいます。
 昨年6月、社長になりました。河田会長や合気道から学び、経営には共存共栄の精神が必要と感じています。周りの人と協力し、新しい道を拓ける会社にしたいと思っています。

 1973年生まれ、京都府木津川市出身。近畿大学商経学部を卒業し、97年三菱商事建材に入社。2004年に河田機工。12年取締役、13年社長。趣味は武道。尊敬する人は祖父と河田徹会長。好きな言葉は、高杉晋作の名言「おもしろきこともなき世をおもしろく」。

※OMJCリレーインタビューは前走者が次走者にインタビューのテーマを投げ掛け、バトンをつないでいきます。次回は書記の濱田和茂氏(浜田専務)。前走者・平井書記の質問は「あなたにとって父親とは?」

日本産機新聞 平成26年(2014年)5月15日号

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