2021年10月20日(水)

用途でいろいろ、個性豊か 日本で生産する建機 ショベルがほぼ半数

主要車種別の建設機械マトリックス(日本建設機械工業会)

建設機械は、実に幅広い現場で求められる。用途に応じて多種多様な建機が造られている。日本建設機械工業会(略称=建機工、CEMA=Japan Construction Manufacturers Association)の正会員67社の製品を見ると、土木工事から鉱山、港湾、河川、橋梁、建築、造成、トンネル、地下、道路、上下水道、解体工事…と、実にさまざまなところで使われている。今年2月の豪雪で高速道路が止まり、生活物資が町村の消費者まで届かなかった記憶は新しい。ショベルやブルドーザが救済してくれた。スコップなどで除雪する人力の弱さを感じた。また、福島県下で復興の槌音が響き始めたが、各種建機無くして作業はままならない。つまり、人が快適な生活を得るには建機が必要不可欠な道具であることを実感させられる。
表は、建機工正会員67社のホームページから主要建機9機種を拾い出しマトリックスにした。
 選抜の理由は、建機は機種が多く、全てを拾い出すわけに行かなくおおよそ出荷額の大きさに基づいて選んだ。
 傾向は、総合建機メーカーのコマツ、キャタピラージャパン、日立建機が幅広く生産している。また、IHI建機、川崎重工業、クボタ、コベルコ建機、ヤンマー建機が総合力を表している。
 一方で、2013年の出荷額統計(2兆2335億円)から見ると、代表的建機の油圧ショベルとミニショベルで47%、トラクターで13%の両製品で60%(1兆3476億円)を占める産業構造になっている。つまり残る40%で多種多様な建機が造られていることになる。
 多種多様とは、港湾工事・河川工事・浚渫工事・橋梁工事・建設工事の場合は、クローラクレーン、トラッククレーン、パイルドライバ、油圧ショベル、不整地運搬車、フローティングクレーン、浚渫船、コンクリートポンプ車、高所作業車、締固め機械、土壌改良機が使われる。また、トンネル工事・電気通信工事では、岩盤用トンネル掘削機、シールド掘削機、小口径管推進機、アンカードリル、油圧ショベル、高所作業車、穴掘建周柱車など日頃耳にしない建機が使われている。

日本建設機械工業会の正会員名簿

IHI運搬/IHI建機/アイチコーポレーション/アトラスコプコ/アボロンシステム/エクセン/オカダアイヨン/加藤製作所/川崎重工業/関東鉄工/技研製作所/北川鉄工所/キャタピラージャパン/極東開発工業/クボタ/クリハラ/KCM/鉱研工業/甲南電機/光洋機械産業/コベルコクレーン/コベルコ建機/コマツ/酒井重工業/坂戸工作所/三和機工/三和機材/シンテック/新明和工業/住友建機/第一テクノ/大和機工/タグチ工業/竹内製作所/タダノ/田中鉄工/筑水キャニコム/調和工業/テイサク/デンヨー/東洋空機製作所/東邦地下工機/長野工業/中山鉄工所/日工/日本車輛製造/日本ニューマチック工業/範多機械/日立建機/日立建機カミーノ/日立建機ティエラ/日立住友重機械建機クレーン/日立造船/プツマイスタージャパン/古河ユニック/古河ロックドリル/北越工業/前田製作所/丸善工業/マルマテクニカ/三笠産業/三菱重工業/明和製作所/諸岡/ヤンマー建機/ユタニ工業/ユニキャリア(以上67社)

日本産機新聞 平成26年(2014年)3月15日号

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