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ヨコタ工業、e-Mレンチが会長賞
日本機械工業連合会が省エネに著しい効果のある産業用機器を表彰する平成26年度の優秀省エネルギー機器の会長賞に、ヨコタ工業(大阪府東大阪市、06・6788・1381)の角度センサ内蔵電動トルク制御式締付工具「e‐Mレンチ」が選ばれた。
エア式の工具は、モータを駆動するのに電力を元にコンプレッサーで圧縮空気を生成するためエネルギー変換効率は良くない。さらに配管などからのエアロスもあるため電力消費が大きい。
e‐Mレンチは新たな電動モータの採用で、優れた締結スピードや高い作業性を持ちながら、エア式工具と比べて消費電力を25分の1に抑えたことが評価された。
e‐Mレンチに新たに採用したのは低回転・高トルク型ギヤレス・アウターロータ型の電動モータ。ギヤレスにしたことで作業時の振動を大幅に抑え、従来のインナーロータ型と比べて20%軽量化した。また、モータ内部を通風構造にし、発熱源のコイルをファンで効果的に冷却できるようにしたことで連続締結をできるようにした。これらの新たな改良により、電動工具でありながら空気工具と同等の締結スピードや作業性を実現した。
e‐Mレンチは、改良型打撃機構や角度センサによる異常締結検知機能を持つトルクコントロール型工具。油圧式打撃機構部は、発熱やオイル漏洩を低減することで従来の機構と比べて耐久性を6倍に向上。異常締結検知機能は、トルクセンサと角度センサで異物噛み込みや二度締めなどの異常締結の検出精度を高めた。
ヨコタ工業は2012年に試験販売を始め、13年に本格的に販売を開始。これまでに自動車や建設機械メーカーの国内外の工場に累計500セットを納入している。ユーザーで締付工具の電動化が進んでおり、自動車の生産組立ラインの重要保安部位工程などで需要が増えていくとみている。
日本産機新聞 平成27年(2015年)2月15日号
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