2026年2月18日(水)

ヨコタ工業、e-Mレンチが会長賞

日機連・優秀省エネルギー機器

e-Mレンチ 写真
▲e-Mレンチ

「電力消費25分の1」が評価

 日本機械工業連合会が省エネに著しい効果のある産業用機器を表彰する平成26年度の優秀省エネルギー機器の会長賞に、ヨコタ工業(大阪府東大阪市、06・6788・1381)の角度センサ内蔵電動トルク制御式締付工具「e‐Mレンチ」が選ばれた。
 エア式の工具は、モータを駆動するのに電力を元にコンプレッサーで圧縮空気を生成するためエネルギー変換効率は良くない。さらに配管などからのエアロスもあるため電力消費が大きい。
e‐Mレンチは新たな電動モータの採用で、優れた締結スピードや高い作業性を持ちながら、エア式工具と比べて消費電力を25分の1に抑えたことが評価された。

 e‐Mレンチに新たに採用したのは低回転・高トルク型ギヤレス・アウターロータ型の電動モータ。ギヤレスにしたことで作業時の振動を大幅に抑え、従来のインナーロータ型と比べて20%軽量化した。また、モータ内部を通風構造にし、発熱源のコイルをファンで効果的に冷却できるようにしたことで連続締結をできるようにした。これらの新たな改良により、電動工具でありながら空気工具と同等の締結スピードや作業性を実現した。
e‐Mレンチは、改良型打撃機構や角度センサによる異常締結検知機能を持つトルクコントロール型工具。油圧式打撃機構部は、発熱やオイル漏洩を低減することで従来の機構と比べて耐久性を6倍に向上。異常締結検知機能は、トルクセンサと角度センサで異物噛み込みや二度締めなどの異常締結の検出精度を高めた。

 ヨコタ工業は2012年に試験販売を始め、13年に本格的に販売を開始。これまでに自動車や建設機械メーカーの国内外の工場に累計500セットを納入している。ユーザーで締付工具の電動化が進んでおり、自動車の生産組立ラインの重要保安部位工程などで需要が増えていくとみている。

日本産機新聞 平成27年(2015年)2月15日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

NDES 小野村 豊社長【この人に聞く2026】

スマートファクトリーに注力/システムつなぎ、一気通貫で提案 NTTデータエンジニアリングシステムズは2025年7月、金型向けCAD/CAM「Space‐E」などを手掛ける製造ソリューション事業とクラウド事業を分社化し、新 […]

ハイウィン 半導体・産業用ロボの専門チームを発足

ワンストップソリューションを強化 直動機器や減速機、モーター、ドライバー・コントローラー、産業用ロボットなど幅広く手掛けるハイウィン(神戸市西区、078・997・8827)は需要が増している自動化・省人化提案を強化するた […]

【Innovation:AMR(自律走行搬送ロボット)】

変化に強い搬送で人手不足対策 人手不足や人件費高騰で自動化のニーズが高まる中、搬送作業を自律走行搬送ロボット(AMR)に任せる動きが進む。AMRは磁気テープやレールなどが不要なため、生産ラインの変更や多品種少量生産に柔軟 […]

トピックス

関連サイト