2020年5月27日(水)

ツーリングチーム設置
タンガロイ 木下聡社長

この人に聞く

 タンガロイは昨年、工具だけでなくツーリングも含めたシステム全体で最適な加工を提案する「ツーリングチーム」を立ち上げ、加工トータルでのサポート体制を強化している。「いい工具も正しく使ってもらわなければ意味がない。そのためにエンジニアリングを含めたサービスの提供も今後は重要になる」と話す、木下聡社長に狙いや今後の見通しなどを聞いた。

 1988年入社、2005年技術本部材料開発部長、2011年執行役員技術本部長兼技術本部切削工具開発部長、2014年社長。明治大学大学院工学研究科卒、長野県出身、55歳。

 ーツーリングチームはどのような部署でしょうか。
 まだ、5人の小さな部隊なので、「何でもやります」というわけにはいかないが、複雑な加工で悩むお客様から頂いた図面をもとに、切削工具だけでなく、最適なツーリングシステムまでを提案する。プログラム作成やシミュレーション、アニメーションなども作成する。5人だが加工に精通した人材を集めた。今後も人材は増やしていきたい。

 ーなぜこうしたチームが必要だったのでしょう。
 切削加工が高度化しているからだ。5軸や複合など複雑な加工が増加している中で、工具だけではお客様の期待に応えにくいこともある。いい工具も正しく使ってもらわなければ意味がない。それを実現するため、工具メーカーも加工全体を提供するサービスの部分を強化しなければならない。
 加工ノウハウの蓄積にもつながります。

 ツーリングチームで得られた知見や加工ノウハウは、工具開発にとっても貴重なデータとなる。また、それらをデータベース化できれば、新人の開発者の参考にもなるし、営業も技術や加工データを提示することができる。

 ーサービス強化の一方、新製品を発表し続けています。
 年末までに40製品を発表できそう。今年はコンセプトの「高生産性」を刃形やコーティングだけでなく、素材でも追求してきた。12月に発売するCVD材種「T9200シリーズ」は高い切削速度を維持し、断続切削もできる。形状や被膜だけでなく、材料開発ができるのも強みの一つだ。

 ー景気をどうみますか。
 今年は前年比10数%増で終われそうだが、先行きは正直分からない。米中貿易戦争の懸念もあるが、関与できない問題で悩んでも仕方ない。積極的に開発投資を継続し、高生産性をサポートしていくことは変わらない。

日本産機新聞 平成30年(2018年)11月20日号

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