2026年2月11日(水)

この人に聞く2016 サンドビック
カンパニープレジデント 高屋 政一氏

チップ強化でシェアアップ

地域特性に合わせ戦略

★DSC07637_R

―2015年を振り返って。
 昨年は約1兆4800億円にのぼる工作機械受注に牽引され、切削工具業界の売上も伸ばした。代理店経由の売上も堅調な伸びを示している。

―貴社にとっては。
 社内で精査すると、増加している部分と減少している部分があることが判明した。減少した部分については、ユーザーが海外に拠点を移したケースあるいは競合他社に取られたケースが考えられる。これをいかに失くしていくかが今年の方針。

―今年の方針は。
 売っていく工具は何か、どこの市場を狙うのかを色々検討している。工具では、やはりチップの強化が絶対だ。そうなると、課題はユーザーに工具提案して採用されなければならないので、加工に困っているユーザーをいかに見つけ、対応できるかが問われる。それには販売店の協力が必要不可欠。加工に困っているユーザーは沢山あると聞く。その情報を元に、即対応しフォローしていくことが基本。今後、国内で残るユーザーは難しい加工課題を抱えているだろう。販売店が提案したくても難しいものであれば、それに協力する会社としての役割がある。
今年度は多少組織変更も行った。営業本部は名古屋本社にあるが、西日本にも営業本部人員を配置するなど、地域マーケットの動向や特性によって、販売戦略などを考える体制を構築する。

―切削工具の将来は。
 ネット通販によって買い方が変わったが、最終的に大きな変化は見られない。今も工具は1個、1個買って納品する流れになる。当社には工具管理システムもあるが、ユーザーの工具室そのものを管理するようなシステムを検討するようになれば、大きな変化が起きると思う。

◼︎サンドビックHP

日本産機新聞 平成28年(2016年)2月25日号

[ インタビュー ][ メーカー ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

エヌティーツール「脱着からプリセットまでを完全自動化」【特集:〜自動車産業〜提案したい技術はこれだ!】

ここ数年、国内の自動車産業は電気自動車(EV)の需要鈍化やトランプ米政権の関税政策で次の一手が見えづらく、難しい局面が続く。2026年はHV関連を中心に少しずつ回復する予測もあり、自動車産業の設備投資が期待される。ただ、 […]

オーエスジー「小径深穴を安定連続加工」【特集:〜自動車産業〜提案したい技術はこれだ!】

小径超硬ドリル「AD-MICRO」 オーエスジーは、小径深穴の長時間連続加工を実現する外部給油タイプの小径超硬ドリル「AD‐MICRO」を昨年7月に発売し、注目を集めている。 製品開発したデザインセンター・内田聖也氏は「 […]

カブト工業「先端取替式のパイオニア」【特集:〜自動車産業〜提案したい技術はこれだ!】

「先端取替式回転センター」 「当社の回転センターの先端は、簡単に抜けると同時に、抜けにくいという特色を持つ」と語るのは片原勇社長。1964年に誕生した『先端取替式回転センター』は半世紀以上の歴史を持ち、二輪や四輪などの部 […]

トピックス

関連サイト