2026年10月7日(水)

この人に聞く2015
スイデン 川合 雄治社長

国内・海外で攻め

国内 生産を回帰、偏り減らす

海外 タイに拠点、中国は増員

スイデン 川合社長_R

 スイデンは来年1月からスポットエアコンの生産の一部を中国から鳥取に移管する。一方で中国での営業人員の増加や、今秋にもタイに営業拠点を設けるなど海外も強化する。国内外で攻めの戦略を進める川合雄治社長に狙いを聞いた。

―スポットエアコンの生産を鳥取工場に。
 「1992年に生産を日本国内で開始したが、2004年には中国東莞工場にコストダウンを目的に全面移管していた。東莞に生産が偏り過ぎており、平準化の必要性も感じていた上に、(日本で製造を再開することで)国内での技能伝承もつながると判断した。円安や中国の人件費高騰も後押しとなった」。

―エアコンの生産体制は?
 「東莞での製造は継続するが、鳥取では来年初旬をめどにスポットエアコンの一部を生産し、再来年にはさらに機種を増やしていく予定だ。そのために鳥取工場は600㎡増床した。今後も設備増設を検討している」。

―海外も強化?
 「今秋にはタイに営業拠点を設ける。中国では、東莞と上海に営業拠点を持つが、上海は現在の営業3人から倍の6人に増やす。今後も必要であればタイ、中国ともに増強する。タイはアセアンの中核に育てていきたい」。

―なぜ中国やアジアなのか。
 「アジアではまだまだスポットエアコンの認知度が低く、拡大の余地は大きい。さらに新興国が今後も成長していく中で、工場の環境改善は避けて通れなくなる。エアコンや送風機、換気扇、掃除機、集塵機など環境改善機器を総合的に手掛ける当社には提案できる製品が多く、アジア市場は大化けする可能性もある」。

―国内強化は?
 「生産本部の国内外の全拠点にTV会議システムを導入したほか、社内の基幹システムを見直すなどシステム投資を続けている。開発のスピードアップ、品質の向上などにつなげるためだ。また、エアコンだけでなく、送風機、クリーナーなど総合的に扱う強みを生かし、各工場に最も適した快適さをトータルでシステム提案するなどの活動を強化していきたい」。

日本産機新聞 平成27年(2015年)8月5日号

正しい問いを考える【現場考】

AIが日常生活だけでなく、ビジネスの現場でも使われるようになり、アイデア出しの「壁打ち」に使う人は多いだろう。その回答の精度や量は驚くほどだ。例えば「この条件で10個のアイデアを考えて」と指示すれば簡単に10個出てくる。 […]

特集 メーカートップインタビュー 各社に聞く、今年最も力を入れる事とは

AIの普及に伴うデータセンター需要の拡大に加え、航空機、防衛、造船など幅広い分野で追い風が吹く国内の製造業。一方、イラン情勢を背景とした原油価格や原材料の高騰、供給不安など、経営環境には不透明感も漂う。変化の波をどう捉え […]

牧野フライス精機・清水  大介社長「自動測定・補正システム拡販」【特集:メーカートップインタビュー】

牧野フライス精機・清水  大介社長「自動測定・補正システム拡販」【特集:メーカートップインタビュー】

側面視機能をリリース –今年注力することは。 工具研削盤に搭載される「内蔵型マイクロビジョンシステム monocam2」の販売に力を入れる。加工中の工具をカメラで自動測定し、規格から外れた場合はプログラムに補 […]

記事ジャンル

関連サイト