2017年6月23日(金)

余裕生む経営を
岡本機工 岡本 篤史 社長

新社長に聞く2017

 伝導機器商社の岡本機工は、設立70周年を迎えて岡本篤史氏が新社長に就任した。100年企業を目指して新たなスタートを切った同社に今後の取り組みなどを聞いた。

岡本機工 岡本 篤史 社長
 1977年生まれ。大阪府出身。2001年関西学院大学商学部卒。セーラー万年筆ロボット機器事業部を経て、05年同社に入社。12年常務取締役、15年取締役副社長。
―社長に就任して。
 社内の仕組みを早急に変えようという意思はありません。時代の変化にあわせて会社も変化するべきだとは思いますが、今まで続いている仕組みには意義があると思います。変化にはじっくりと対応していきたい。

―社長として力を入れることは?
 まず収益の安定化を図りたいです。入社して約10年間、経理畑を歩んできました。コスト削減の意識は常にもっていますが、コストはゼロにはなりません。仮にゼロになったとしても収益がなければ利益は出ませんし、コスト減の弊害も出てくると思います。利益率を高めるためには、まずは利益を安定してあげる仕組みを作ることです。そのためにも現場をよく知る営業とのコミュニケーションを密に取っていきたい。

商品調達にネット活用

―具体的には?
 当社の強みは「調達力」ではないかと考えています。卸売商という性質上、品揃えということに長年力を入れてきました。昨今はインターネットで調べることにも注力しています。インターネット検索は誰にでもできるようで逆に膨大な情報から特定の項目を調べあげる必要があるわけですから、推測力や判断力などを養う訓練が常時必要になります。ワンストップでどんなものでも品揃えできれば、お客様にとって便利な存在として認めてもらえると思います。

―これからの理想像は?
 現在71期目を迎えていますが、100期=100年企業を目指したい。そのためには、「余裕」を生む経営を行いたいと思っています。会社に余裕があれば、不況にも耐えられるし、新しいことへもチャレンジできます。社員に余裕があれば、ワークライフバランスの調和も取れて、自己啓発など充実した生活が送れます。社会に余裕があれば、皆で助け合って世界が平和になります。話が大きくなってしまいましたが、少しでも社会に貢献できる企業を目指します。

日本産機新聞 平成29年(2017年)6月15日号

[ インタビュー ][ トップインタビュー ][ 日本産機新聞 ] カテゴリの関連記事

長谷川工業の脚立「ルカーノ」

【特集】デザインで切り拓く 機械・工具・機器 メーカー
新市場を開拓 女性のニーズ

 工作機械や工具、機器メーカーが商品デザインに力を入れている。見た目をスタイリッシュに、使いやすい形状や素材に―。その目的は、新たな市場の開拓やブランドイメージの向上。デザイン戦略で新たな活路を開いている。  リターンキ […]

フジ矢が若穂囲製作所を子会社化<br>WISEブランドも継続

フジ矢が若穂囲製作所を子会社化
WISEブランドも継続

 ペンチ・ニッパメーカーのフジ矢(大阪府東大阪市、072・963・0851)は5月15日、ボールポイントレンチメーカーの若穂囲製作所(新潟県燕市、0256・97・4640)を子会社化した。後継者のいない若穂囲製作所から事 […]

大阪工機 18年4月社名をCominixに<br>希少金属販売、海外展開加速

大阪工機 18年4月社名をCominixに
希少金属販売、海外展開加速

 大阪工機(大阪市中央区、06・6765・8201)は2018年4月1日、社名をCominix(コミニックス)に変更する。海外展開を加速し、一方で近くレアメタルの販売を始める計画で、関西に根ざすイメージの「大阪」と工具専 […]

トピックス

関連サイト