2026年9月21日(月)

機械工具に春風
17年需要見通し 関連団体が発表

ロボ、機械、7〜8%増

 機械工具業界の関連団体が2017年の見通しを発表している。温度差はあるものの、昨年に比べ、増加を見込む団体が多い。工作機械やロボット、測定機器は対前年比で7~8%の増加を見込む。工具や機器は見通しを発表していないものの、回復傾向が続いているようだ。トランプ政権の誕生、イギリスのEU離脱といった政治の影響など不安要素もあるが、各業界団体の見通しでは昨年以上の水準は期待できそうだ。

切削、測定も堅調に推移

 工作機械は1兆3500億円8%増

 日本工作機械工業会は17年の受注見通しを対前年比8%増の1兆3500億円とした。アメリカを中心とした外需がけん引役となるほか、中国やアジアでも高機能化ニーズが高まり、日本の工作機械の需要は底堅いという声が多い。内需について「補助金などの施策が継続し底堅い」(花木義麿会長)としており、国内も昨年並み以上で推移しそうだ。

 切削も堅調に推移

 機械工具工業会は17年の見通しを発表していないが、「10月以降かなり高水準で推移した」(ある大手工具商社幹部)と話すように回復基調にある。
 同工業会の会員統計の生産実績によると、16年度上期は2226億円と対前年同期比4%強の減少だが、通期予想は4467億円と3・3%減とマイナス幅は縮小する。
 ある大手超硬工具メーカー幹部は「昨年よりは間違いなく良い」と見通している。

 工作機器は上期に期待

 日本工作機器工業会も17年の見通しを発表していないが、切削工具同様に回復傾向にある。16年1―11月の累計販売額は1564億円で前年同期比約7%のマイナスとなっている。しかし、同工業会の寺町彰博会長は「11月以降回復している。17年上期もその傾向は続く。ただ下期は見通しづらい」と話している。

 ロボットは7%増の7500億円

 日本ロボット工業会が発表した17年の産業用ロボットの総出荷額は前年比約7%増となる7500億円とした。06年に記録した過去最高を上回る見込みだ。
 中国をはじめ新興国でも自動化投資が高まるほか、「インダストリー4・0」などの第4次産業革命の潮流もロボット業界には後押しとなりそうだ。

 測定機器は微増予想

 日本精密測定機器工業会は17年の出荷額を1020億円と発表した。16年は960億円前後となりそうで、約7%程度の増加を予想する。JIMTOFでの引き合い増加や、近年の製品の高品質化などから「測る」ニーズは今年も引き続き根強い。

 鍛圧機械も微増

 日本鍛圧機械工業会も17年の受注予想を対前年比3・2%増の3200億円と見通した。他の業界以上に自動車業界の動向に影響を受けやすい鍛圧機械は、概ね堅調とみており「上振れする可能性も高い」(大手鍛圧機械メーカー)とする声もある。

日本産機新聞 平成29年(2017年)1月25日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

ポケットガイドをプレゼント!! JIMTOF2026の見どころをチェックしてから行きたい方はお申し込みください‼︎ 【申込み締切:10/7(水)】

日本産機新聞社/金型新聞社はJIMTOF2026のポケットガイドをご希望の方500名に無料でプレゼントします。JIMTOF2026の見どころをチェックし、スケジュールを立ててから行きたい方は下記リンクのフォームよりお申し […]

サカイが大阪に新拠点 西日本の中核機能を担う

切削工具の専門商社・サカイ(東京都港区、03・3455・3136)はこのほど、大阪府東大阪市荒本に東大阪営業所を開設し、7月3日から稼働を始めた。東大阪営業所を西日本の物流拠点と位置付け、即納体制の強化と地域に根ざした営 […]

スギノマシン、スパロールSHX /SBXで高硬度材を鏡面加工

スギノマシンはこのほど、鏡面仕上げ工具「スパロール」シリーズに、高硬度材の加工に対応したマルチローラータイプの「スパロールSHX(通し穴用)/SBX(止まり穴用)」を追加し、発売を開始した。熱処理後の高硬度材に対し、高精 […]

記事ジャンル

関連サイト