2026年6月7日(日)

【山久万博2026開催に向けて】虎山 勧専務インタビュー

「創業95年を自身の集大成に」

実行委員長 山久  専務取締役 虎山 勧氏

–展示会開催の理由は。

創業90周年の際はコロナ禍で何もできずにおわってしまった。しかし、私の年齢を考えると、100周年までは少し間が空きすぎる。そこで、長年ご指導いただいた平山正会長をはじめ、仕入先の方々への恩返し、次世代の社員へ何らかの形で足跡を残したいと思った。そう考え、95周年を私の集大成と位置づけ、当社初の総合展示会の開催に踏み切った。

–展示会でこだわった点は。

現代はネット社会で、今後の機械工具業界は単なる物販中心では成り立たない。当社もネット通販企業のように安さだけで勝負する営業はしておらず、販売店は新たな付加価値を提供し、得意先様に提案する時代だ。

そのため、今回の展示会は即売会ではなく、最新の技術を披露する場として企画した。メーカー各社に最新のソリューションを展示してもらい、お客様の現状課題や今後の投資に役立つ情報を提供することを目的としている。

–自社も空調ソリューションなど付加価値作りに取り組んでいますね。

14年前から空調機器メーカーと共に取り組んできた。従来はスポットエアコンなどモノ売りが中心だったが、工場環境の改善を目的に、機器販売から工事まで一貫して対応できる体制を整えた。現在は現場把握や機種選定、工事見積までメーカーの力を借りずに自社で行えるまでに成長した。展示会でも1つの室外機で複数の室内機を連携できるなど付加価値の高い製品を紹介する。

–今後、機械工具販売店に求められることは。

創業100周年を迎える頃には、提案型・ソリューション型の商社に変らないと成長は難しくなるだろう。メーカーも同じ考えで、例えば脚立やはしごなど特注対応が可能なメーカーも増えている。販売店も、こうした付加価値を伴う提案ができるかどうかが重要だ。そのためには、サービス事業を磨き、お客様の困り事を解決する新たな付加価値を創出し、次世代に向けて山久を育てていきたいと考えている。

–もうすぐ創業100周年を迎えます。

滋賀県内では電話一本で30分以内にお客様の元へ駆けつけられる体制を整えた。これからは次世代に託すが、夢はさらに大きく、関西圏でも力を発揮できる商社を目指したい。もちろん、滋賀県内でもまだ強化すべき点は残っている。

そのために人材が不可欠。当社は若手社員も多く、女性営業も活躍している。営業アソシエイトやエンジニアリング(施工管理)など、様々な部署も立ち上がった。今回の展示会は私が旗振り役だが、本展示会を機に、創業100周年時は若手中心の展示会を開催してもらいたいと願っている。

日本産機新聞2026年5月5日号

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