2026年4月22日(水)

東洋スクリーン工業 5μmのスラッジ回収

東洋スクリーン工業(奈良県生駒郡、0745・70・1700)はこのほど、独自機構を採用したスラッジ回収装置「ファインジェクター」の販売を開始した。5μmのスラッジも回収でき、セラミックなどの脆性材の一次ろ過に適している。

同製品は逆三角形の断面の異形線を等間隔に並べてスリットを形成した金属フィルター「ファインウエッジ」と真空技術を組み合わせたスラッジ回収装置。真空技術を活用し、ファインエッジにスラッジが吸着する仕組みで、最小の粒子径が5μmまで回収できる。

このクラスのスラッジは遠心分離装置で回収するのが一般的。しかし、脆性材のスラッジ回収では、廃棄コスト高や、スラッジ排出のダウンタイムといった課題が指摘されていた。同製品ではこうした課題を解決した。

脆性材の一次ろ過に最適

まず、負圧による吸引でスラッジの脱水機能が高い。シリコンカーバイトの研削液のスラッジでは、含水率が15・6%と低く、回収物の廃棄コストの低減が可能。また、連続ろ過ができ、スラッジの排出のダウンタイムを無くせる。

同社はユアサ商事が提案する「脆性材プロジェクト」にも参画。ツガミやAEセンサーのJCC、精密ろ過装置のサンメンテナンス工機らが共同で、脆性材の加工の効率化を提案する。同製品はこのプロジェクトで、シリコンや石英、セラミックなどの脆性材の一次ろ過の役割を担う。

同社の呉羽常治取締役は「実証実験もできるので、遠心分離装置でのスラッジ回収でお困りの方は声をかけて欲しい」としている。

日本産機新聞 2025年4月20日号

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 環境機器・工場管理 ] カテゴリの関連記事

DMG森精機と東京大学が研究センターを設立、工作機械の技術研究や人材育成に産学連携で注力

DMG森精機と東京大学は4月、東京大学の大学院工学系研究科内に「マシニング・トランスフォーメーション研究センター(MXセンター)」を開設した。MXセンターは、工作機械の価値を将来にわたり高める研究を行い、技術革新を生み出 […]

山善、INSOL-HIGHら「J-HRTI」発足、ヒト型ロボの社会実装目指す

7月にはデータ収集センターも設立 山善(大阪市西区)とINSOL‐HIGH(東京都千代田)、ツムラ(東京都港区)、レオン自動機(栃木県宇都宮市)はこのほど、ヒューマノイドロボット(ヒト型ロボット)の社会実装に向けたコンソ […]

自動化システムの祭典 ロボットテクノロジージャパンが開幕へ 4万5000人の来場見込む

6月11日から13日の3日間、Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)にて開催されるロボットテクノロジージャパン2026の主催者であるニュースダイジェスト社は出展者説明会を開き、出展者数が265社・団体、小間数1 […]

トピックス

関連サイト