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協調ロボ体験会を開催
オムロン
プログラムレスが人気

オムロンは、10月29日、同社名古屋事業所で協調ロボット「TMシリーズ」の体験会を開催し、参加ユーザーは熱心に聞き入っていた。動作デモ、ダイレクトティーチング・キャリブレーション・パターンマッチング・安全設定など簡単に立ち上げることができることを体感した(写真)。体験会は、8月から12月にかけて日本全国で累計100回開催され、好評を得ている。
同社の「TMシリーズ」は、プログラミングレスのダイレクトティーチングと設定のみで立ち上げることができる。また、カメラ搭載モデルと非搭載モデルを用意し、ロボットとカメラの設定はワンツールで簡単に行うことができる。これらにより、ティーチングの難易度を下げ、立ち上げ期間を大幅に削減でき、多品種少量生産の現場のライン変更時にもフレキシブルに対応できる。「エンジニアが不在の現場でも導入して頂きやすい」とオムロン・潮田純一名古屋営業課長。
TMシリーズの最大可搬重量は14㎏で、マルチハンドに対応。カメラ搭載機は、ランドマーク機能を使うと3次元的な斜め補正ができる。カメラは2台まで追加で搭載可能。設定ソフトは直感的に操作できるのでわかりやすく簡単なのが特徴。
参加した豊田自動織機・古谷真伍氏は「TMシリーズはプログラミングレスのところがいい。協働ロボットなので安全柵をもうける必要が無く省スペースにでき、組立や検査工程等への導入を検討したい」と前向き。潮田課長は「全国で、ロボットのサポートができるセールスエンジニアの育成にも注力していく」とした。
日本産機新聞 2019年11月20日
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