2026年9月10日(木)

NKE 中村  道一社長「革新的なエアチャック」【特集:メーカートップインタビュー】

「コンベア選定ツールも」

中村  道一社長

昨年を振り返って。

前半は車載電池向け搬送ラインの大型案件で好調だった。後半は市況が低迷したものの、キャラバン活動を全国へ展開し、モジュール品など実機を見てもらう活動が功を奏し、新たな顧客の開拓につながっている。

今期注力することは。

6月から当社ホームページで始めた新サービス『コンベア選定ツール』を軌道に乗せたい。これはワークの形状・サイズ・重量ほか、使用環境など条件を選択すると最適なコンベアを選定してくれる便利ツール。コンベアの仕様からではなく、ワークの条件入力から選定できる点が新しく、型式、特長、デジタルカタログ、標準納期を確認・参照できることでコンベア選定における顧客の手間削減を実現できる。市況が厳しい今だからこそ、積極的に新しいことに挑むべきと考えている。

新たな事業では。

『チラシ制作サービス』を始めた。製造業は当社も含め、多くの企業が技術偏重になりがちで、チラシやカタログが分かりにくいことも少なくない。そこで、社内のデザインチームが改善に取り組み、デザイン賞を受賞するなど成果を上げてきた。その経験を活かし、顧客の商品企画段階から関わり、技術を分かりやすく伝えるデザインを提供することで、モノづくり企業の発信力強化に貢献したい。

今後の新製品は。

開発期間8年を要した革新的なエアチャック『Ultra Force(ウルトラフォース)シリーズ』を9月1日に発売した。日本初の新機構を搭載し、従来品の把持力をそのままに、本体を大幅に小型化、重さも約1/3に軽量化した。これでロボットやハンドリング機器のダウンサイズ化につながり、様々な分野へ拡販していく。

また、人工筋肉を搭載したアシストスーツ「Air Sapo(エアサポ)」の第2弾の開発も進んでおり、今後も独自のノウハウと開発力で自動化・省人化に貢献する製品を提案したい。

日本産機新聞2025年9月5日号

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