2025年11月12日(水)

ミスミグループ本社 グリゴグループに自販機導入

ミスミグループ本社は9月19日、同社が提供する間接材の調達コスト削減サービス「MISUMI floow(フロー)」をグリコグループの製造部門を担うグリコマニュファクチャリングジャパンが導入したと発表した。食品業界での採用は初めてとなる。

同社の「MISUMI floow(フロー)」は、ミスミがユーザーの工場に自動販売機を設置し、手袋やマスク、工具など購入頻度が高い間接材を中心に提供する。24時間利用でき、自動で商品を発注するため在庫切れの心配がない。自動販売機への補充もミスミが行う。ほかに顔認証で購入することができ、食品工場では異物混入リスクの低減にもつながる。

グリコマニュファクチャリングジャパンの大阪工場では、手袋やテープ類など年間で注文が多い11アイテムを揃える。以前は総務課が行っていた注文作業時間が年間で約2割削減し、約107時間短縮できる見込み。ミスミと共同で間接材の統廃合も進め在庫管理を適正化させたことで、年間約227万円のコスト削減も見込む。大阪工場をはじめ兵庫工場、三重工場、千葉工場で同サービスを導入しているが、今後は国内の他工場でも導入を進め、取り扱うアイテム数も拡充していく。

日本産機新聞2025年11月5日号

[ ニュース ][ 商社 ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

三井精機工業  那須  要一郎社長 「『三井』ファン増やす」

既存顧客を大事に、持続成長目指す 「地道に『三井ファン』を増やし続けたい」。そう話すのは、今年6月に三井精機工業の社長に就任した那須要一郎氏。「既存のお客様を大事にしながら、永続できる会社にするのが自らの役目」という。 […]

【Innovation!】コンプレッサ・周辺機器

省エネ対策で電力費削減 工場内の電力量の3割近くを占めると言われるコンプレッサ。電力量の使用量を減らすには、省エネ仕様の機種や効率的な運用が欠かせない。こうしたニーズに対応すべく、インバータ搭載の省エネ機種、環境負荷を低 […]

サンコーインダストリー 東大阪市に新倉庫が竣工

出荷待ちの荷物も効率的に管理 ねじ卸大手のサンコーインダストリー(大阪市西区、06・6539・3535)の新物流倉庫が、東大阪市荒本北に完成し、10月1日に竣工式が執り行われ、14日より稼働を開始した。 新倉庫は敷地面積 […]

トピックス

関連サイト