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JIMTOF2018 さぁ開幕
11月1日〜6日 東京ビッグサイト
集結!過去最多の1085社


リアルタイムで設備監視 自動化や複合化にも注目
世界最大級の工作機械見本市「JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)」が11日1日から6日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれる。21の国と地域から過去最多の1085社が集まり、5524小間に出展する。「未来へつなぐ、技術の大樹」をテーマに、工作機械のほか、工作機器、機械工具、測定機器などの最先端技術や製品が展示される。講演会やセミナー、特別展示といった併催企画も充実しており、ものづくりの最新情報が入手できる。
「JIMTOF」は1962年の初開催以来、2年に1回開かれ、今年で29回目を迎える。主催は日本工作機械工業会(飯村幸生会長)、東京ビッグサイト。東京ビッグサイト全ホールを使用し、展示面積は約10万㎡にも及ぶ。前回(2016年)に比べ、出展社は116社増加。1000社を超すのは初めて。来場者は、前回の約14万7000人を上回る15万人以上を見込んでいる。
今回のキーワードは「つなぐ」。多くの出展社がセンシング技術を組み込んだ工作機械や周辺設備、機器をつないで工場の稼働状況を把握したり、インターネットにつなぐ「IoT(モノのインターネット)」によって遠隔監視や今までにない付加価値を創出したりする技術やサービスを出品する。
東7ホールの企画展示では、会場内の展示機73社300台以上を企画展示ブースとつないで稼働状況を大型モニターに表示する。日本工作機械工業会(日工会)の飯村会長は、「ものづくりと情報の融合化が急速に進展しつつある中、設備の稼働状況をリアルタイムに把握することが新時代対応への第一歩」と語る。
加えて、IoT導入事例やプレゼンテーションなども行われる。日工会の天野正義専務理事は、「企画展示を通じて、ユーザーのIoT導入機運を高めたい」と意気込む。
そのほかの展示では、より多くの工程をこなせる生産設備の複合化や、ロボットなどを活用した省人化・自動化提案、新素材への対応、前回も注目を集めた3D造形技術の進化なども見逃せない。
また、併催企画も見どころの一つだ。基調講演では日産自動車の坂本秀行副社長が「EVの性能向上に求められる技術革新」を演題に登壇するほか、特別講演ではAI(人工知能)、EV(電気自動車)、IoTなどをテーマに有識者が講演する。そのほか、ワークショップや工作機械関連の技術発表会、学生向けイベントなども開催される。西3ホールの特別展示では、本田技研工業の協力でレーシングカーの実機が展示される。
飯村会長は、「時代のニーズを的確に捉え、最先端の技術を発信し続けることで、来場者の未来につなげていきたい」としている。
6日間の日程
JIMTOF2018(第29回日本国際工作機械見本市)
会 期: 11月1日㈭~6日㈫
開場時間: 9:00~17:00
会 場: 東京ビッグサイト(東京国際展示場)
主 催: 日本工作機械工業会、東京ビッグサイト
入場料: 前売1000円/当日3000円/学生無料
出展物: 工作機械、鍛圧機械、工作機器、機械工具、ダイヤモンド・CBN工具、研削砥石、歯車・歯車装置、油圧・空気圧・水圧機器、精密測定機器、光学測定機器、試験機器、制御装置及び関連ソフトウェア(CAD/CAMなど)、そのほか工作機械に関連する環境対応機器装置・機器・資材・製品・技術及び情報
日本産機新聞 平成30年(2018年)10月20日号
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