自動化の新技術が注目されたメカトロテックジャパン(MECT)2025。なかでもひと際目立ったのが、中小企業が導入しやすい自動化技術だ。少ない台数のマシニングセンタ(MC)の生産管理をしたり、手頃な価格でワーク自動交換装置 […]
ジーネット かんたん解決カタログシリーズ
インライン測定・ラインサイド測定の生産性向上対策
ジーネットは1月10日、かんたん解決カタログの新刊「インライン測定・ラインサイド測定の生産性向上対策!!」(工作機械編)を発行した。同冊子は、生産性アップのために、測定にかかる時間を低減し、工作機械の稼働率アップを図る製品を紹介するもの。
インラインの測定では、機上でのワーク計測、輪郭形状スキャン、表面粗さ測定などを高速で行うタッチプローブほか、刃物の径、工具長さを計測し、マシニングセンタのプログラムに補正入力して時間とミスを削減する。切削工具を回転させ加工時と同条件で工具計測が可能なレーザ工具測定システムを紹介。ラインサイドの測定では、従来、穴径や面取り径、C面の大きさを測定時、マイクロメーターを使用するが、人によりばらつきが出てしまう。それを穴に測定子を挿すだけで、誰が測定しても正確に計測できる、面取り径測定器や外形面取り測定器。刃具測定を無人化し、工作機械の稼働率を向上させる自動ツール交換付ツールプリセッタを提案している。
ユーザーはこれまで各加工の際、切断機、NC旋盤、マシニングセンタなどを活用するのが当たり前だが、工程集約と段取時間の短縮を目的に、近年では、変種変量のワークに対応できる複合加工機・同時5軸制御の工作機械を複数台、導入する需要が高まっているという。
一方で、精密測定において、治具の段取時間の問題、手入力によるミス、検査室へワークを持ち込み測定することにより、時間のロスが発生し、生産性向上の妨げとなっていることから、測定の効率化による時間短縮は今後、需要が高まるという考えだ。
日本産機新聞 平成30年(2018年)2月5日号
[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事
ロボの活用で測定自動化 高精度ワークを機上計測 東京精密は棚型ストッカー「TARNER」と、小型三次元測定機「ZEISS Dura MAX」を展示し、協働ロボットがワークを測定機まで自動搬送する測定の自動化を提案した。T […]
従来の大量生産型から変種変量生産に対応する動きが加速しており、中小ユーザーを中心に手軽かつ低価格で自動化を可能にする提案が求められている。MECTでは『ワーク交換の自動化』をテーマに、簡単に自動化・省人化を図る提案が多数 […]






