2025年10月13日(月)

注目の出展製品 工作機器編【特集:MECT2025】

イマオコーポレーション 第3展示館  3E08

ワーク中心を常に一定に

主な出展製品

IMGバイス(アイエムジーバイス)(新)、ワンタッチクランプ、ナットランナー治具ほか。

特長・見どころ

IMGバイスは、5軸加工対応バイスで、センタリング機構によりワーク形状にバラつきがあってもワーク中心は常に一定。口金の超硬合金グリッパーがワークに食い込んでクランプするので、少ない掴み代で強力に固定する。グリッパーを交換することで樹脂やアルミ、焼入れ鋼など幅広い硬度のワークにも対応できる。また、清掃性にも優れ、スピンドル部はカバーされているため切粉によるトラブルの心配も不要。さらに、部品交換のみでクランプ方式の変更(ダブルクランプ/片押し)も可能で、立形マシニングセンタや横形マシニングセンタでの加工にも柔軟に対応する。

カブト工業 第3展示館  3E40

多様な取替式センターを披露

主な出展製品

取替式センターのKFL/KFN(NC旋盤、複合加工機など、7000回転の高速回転仕様)、KS/KSN(NC旋盤、複合加工機)、KLN(ビルトイン旋盤など)、KL(円筒研削盤用)、センターヘッド(標準品・特殊品)、カブトクリッパー。

特長・見どころ

センターヘッドはワークに応じてセンター本体を取り換える必要がなく、センターヘッド(先端部品のみ)を交換するだけで工程集約、コスト削減に貢献。標準品(在庫品)は40種類以上、特殊センターヘッド(受注生産品)にも対応するほか、特殊品でも即納リストがあり、受注後1~2日ほどで提供可能。特殊センターや特殊センターヘッドは1個から製作できる。ブースでは製品に触れるチャンスで、ユーザーの課題解決を提案する。

カワタテック 第3展示館  3E03

従来のチャックに比べ約4割薄型

主な出展製品

薄型スクロールチャック「TMシリーズ」、6爪フローティングチャック。

特長・見どころ

薄型スクロールチャック「TMシリーズ」は、従来の標準的なスクロールチャックに比べ30~40%薄く、様々な工作機械や装置への取り付けが容易で、チャックを非常に薄くできているため、搭載した機械、装置の機内ストロークを十分に活用できる。旋削加工にも対応しており、近年増加している各社の複合加工機用のチャックとしても最適な一品。

そのほか、薄肉リングや薄丸板のワークの歪みを低減し把握する6爪フローティングチャックをはじめ、ユーザーの機械、用途などの事情や制限をヒアリングしながら受注設計するなど多種多様なチャックを提案できるのも同社の強みだ。

三共製作所 第3展示館  3C14

注目の脆性材研削加工用円テーブル

主な出展製品

脆性材研削加工用円テーブル「RPS200/330」(新)、小型MC向けパレット交換装置「SPM400」(新)、小型MC向け大ワーク径傾斜円テーブル「RTG610」(新)など。

特長・見どころ

「RPS200/330」は最高回転数300rpmかつ24時間以上の長時間連続運転に対応。位置決め精度±25秒以下(RPS200)・±20秒以下(RPS330)を実現。さらに、熱変位の変化も5μm以下と高精度・高能率加工を提案。

SPM400は片持ち2軸CNCテーブルRT500とAPCユニットで構成し、APCユニットを加工側面に接続することで、省スペースかつ大型・重量ワークの搬送を実現する自動化システム。RTG610は小型MCの許容ワーク径φ610を実現している。

大昭和精機 第2展示館  2C24

高精度・高能率加工をサポート

主な出展製品

SFハイドロチャック(新)、SWSボーリングヘッド(新)、スマートダンパー大径ボーリング(新)、センタスルーアングルヘッド(新)、フルカットミルスクリュオン(新)、ダイナゼロビジョン、ツールプリセッタ、ツールセラージェネシス他。

特長・見どころ

マシニングセンタ、5軸・複合加工機、旋盤における各種機械に対応した高精度ツーリング、切削工具から、測定・計測等の周辺機器、製造情報の総合管理ソフトウェアまで、あらゆる金属切削業界のモノづくりをサポートする製品アイテムを一堂に展示する。高精度微細加工から大径加工・重切削まで、ニーズに応える製品を体感できる。

初出展の新製品も各種取り揃え、高精度・高能率加工の一翼を担う。

田倉工具製作所 第2展示館  2B22

ワークの最大加工長を延長

主な出展製品

超みじかっセンター(新)、らくらくセンタ研磨用センター(新)、多種多様なワーク保持具センター、標準品の工具保持具、特注品のセンターや超硬工具など。

特長・見どころ

超みじかっセンターは、ゲージラインから先端までの突き出し量を最小にすることができ、それにより工作機械のワークの最大加工長延長を実現。加工時のビビりも軽減するため、高精度な仕上げにも貢献する。

ほかに旋盤用、フライス用、研磨用など多種多様なワーク保持具センターを展示する。

それ以外にもメタルソーアーバー(MPC)やインパンディングカッターアーバー(IPC)など工具保持具の標準品を揃えるほか、特注品のセンターや超硬工具も参考出品として披露する。

帝国チャック 第3展示館  3E05

メートル規格をラインアップ

主な出展製品

ハンドロックコレットアーバーMMタイプ「AC25HL-M」「AC-81HL-M」「AC-86HL-M」など。

特長・見どころ

トークロックコレットアーバーは長年、インチ規格のみ販売していたが、メートル規格の追加要望を受け、12年にスタンダードシリーズ、ショートシリーズ共にユーザビリティ向上のため本体変更に加え、メートル規格のMMタイプを追加した。

ハンドロックコレットアーバーは、MMタイプがラインナップに無く、オーダーメイドの1点もので製作していたが、需要増加に伴い標準化した。

主な特長は従来ハンドロックと同様の手締め式で簡単運用でき、コレット入れ替えはもちろん、サイズ違いのアーバー本体も入れ替える事が可能(ベース毎に上限サイズ・下限サイズ有)。

ナベヤ 第3展示館  3E12

生産現場の効率化を後押し

主な出展製品

5軸マシンバイス、マイクロバイス、ZERO POINT SYSTEM(新)、簡単着脱クランプシリーズ(新)、ナットランナークランプ、エアーマシンバイス(新)、電動位置決め締結ユニット(新)、測定用バイスなど。

特長・見どころ

『つくるも、はかるも、効率化』をテーマに様々な製品群を、工程集約/削減、自動化(ワーク・バイス・パレット・ジグ交換)、測定の観点で提案。

エアーマシンバイスはエアー供給でクランプ/アンクランプを自動化。作業者スキルに依存せず、常に一定の操作が可能でリードタイム短縮や締結力のバラつきを低減。締結力は従来品の約3倍で、BT40以上の重切削にも対応。クランプストロークを6㎜にしたことで素材寸法のバラつき、ロボットによるワーク搬送位置誤差をカバーできる。

日研工作所 第2展示館  2D16

メンテフリーな自動化新提案

主な出展製品

ナノクーラントシステム(新)、黒のホルダ、黒のテーブル、旋削対応超高速DD&REDテーブル(新)、マルチ治具ホルダシステム、3軸オートプリセッタE46CX(新)。

特長・見どころ

正式発売を開始した話題の新製品「ナノクーラントシステム」や、強力な防錆処理を施したメンテナンスフリーな自動化時代の新提案「黒のホルダ」及び「黒のテーブル」、ツールプリセッタ最新フラッグシップモデル「E46CX」を出展する。また、CNC円テーブルとマルチ治具ホルダを組み合せた、今すぐ出来る自動化・省人化の提案や、小型マシニングセンタで複合加工を可能とする旋削対応の超高速DDテーブル最新モデルなど、見どころ満載。会場で是非体感したい。

二村機器 第3展示館  3E15

サイクルタイム短縮や工程集約を提案

主な出展製品

ローリングセンター「NCF-N型・SR型」、傘型回転センター「BRF型」、ワークドライビングセンター「DK型・BD型・HD型」など。

特長・見どころ

ユーザーの『あったらいいなを形にする』をテーマに独自技術を披露 高精度・高耐久・省力化を兼ね備えた製品群に加え、ワークドライビングセンターはチャックの代わりに主軸側に取り付け、両センター支持により一度で全外径切削の実現。反転作業がなく加工時間も短縮でき、一発加工が可能だ。

さらに、ダイヤモンド砥粒を施した独自の爪を用意し、ワークドライビングセンターによる焼き入れワークのハードターニング加工や研削加工におけるサイクルタイム短縮・工程集約など、ユーザーの加工現場の課題解決を提案する。

ユキワ精工 第2展示館  2C25

環境負荷低減のツーリング

主な出展製品

ツーリングシステム「G1チャックシリーズ」、コレットチャック、CNC円テーブル、ダイレクトドライブCNC円テーブル、CNC傾斜円テーブル、ワークハンドリングホルダなど。

特長・見どころ

省資源・省エネルギーにつながる高剛性・高精度なツールホルダー「G1チャックシリーズ」を展示。高い把握力と触れ精度で、摩耗抑制による工具の節約、ワーク面粗度の向上、加工ビビリの改善、サイクルタイムの短縮など、脱炭素社会の実現に貢献する技術を紹介する。

また、CNC円テーブル、CNC傾斜円テーブル、ダイレクトドライブCNC円テーブルを出展。高能率加工で、ユーザーにおける生産性向上、コストダウンの手法などを提案する。

日本産機新聞2025年10月5日号

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