2026年7月30日(木)

ソディック 圷 裕次社長【この人に聞く2025】

真のグローバル企業に/売上高1000億円目指す

今年3月、ソディックは、圷祐次副社長が代表取締役CEO社長執行役員に就く人事を発表した。欧米経験が長い圷社長は自身のミッションを「ソディックを真のグローバル企業にすること」と明言する。売上高は「将来的には1000億円を達成したい」とも表明した。そのために、社員の意識改革はもとより、NCなどの次世代技術や、加工技術を強化していく戦略を描く。圷社長にビジョンや、達成に向けた施策など今後の方向性を聞いた。

圷 裕次社長

海外経験が長い。

ソディックを選んだのは若くして海外を経験できると言われたから。実際、入社4年目からアメリカに赴任した。数年日本に戻ってきたこともあるが、基本は海外畑だ。

外からソディックの強みをどうみてきたか。

リニアやモーション技術、セラミックスなど要素技術は強み。放電、AM、成形機などのラインナップが豊富で、他社にはできないトータルマニファクチャリングソリューションも強みだ。今後も磨き続ける。

一方課題は。

機械は売って終わりの時代じゃない。どうソリューションを提供していくかが課題。例えば、グループ会社では金型づくりから成形までを自動化している。こうした技術や治具の構築などをパッケージで提供していく。加えて、消耗品、スペアパーツ、保守サービスを一体化したアフターサービスを強化し、販売後のサポートを着実に継続していくことも重要だ。

目指すべき姿は。

将来的には売上高1000億円。そのためには今の製品にプラスアルファが必要。先日イタリアのAM企業を買収したのは当社にない造形技術を持っていたから。必要であればM&Aだけでなく、OEM供給などで、加工のアプリケーションを学んでいく。エリアの拡大も重要で、北米、欧州、中華圏、国内をバランスよく成長させる。

他には。

開発強化も重要。直轄でグローバル開発センターを設置した。センター長にはシリコンバレーの開発拠点のトップを就けた。次世代のNCやIoT、AI活用などインフラ構築を担当してもらう。

自身のミッションは。

日本からグローバル展開するのではなく、各国の拠点が現地化した真のグルーバル企業にすること。世界のモノづくり産業に対して、各地でサポートできるラインアップや体制を構築していく。

社員の意識改革が必要。

そのために会社が「こうありたい」と宣言し、情報を発信することは重要だと思う。私のグローバルでの経験や活動を社員に伝え続ける。

金型業界に対して一言。

当社は日本の金型メーカーに育てて頂いた。今後も金型メーカーに寄り添い、加工技術を共同で開発するなど、日本の製造業の活性化に貢献していきたい。

あくつ・ゆうじ

1987年東京理科大工学部卒、同年ソディック入社。2005年Sodick, Inc.取締役副社長、13年執行役員営業副本部長欧米担当、24年取締役兼COO副社長執行役員。茨城県生まれ、61歳。信条は「広い視野、楽観的思考、前向き思考」。

日本産機新聞2025年7月5日号

monolyst  「AIマスタマッチ」機能で品番・表記揺れを自動照合

monolyst 「AIマスタマッチ」機能で品番・表記揺れを自動照合

機械工具向けAIセールスプラットフォーム「monolyst(モノリスト)」を手掛けるmonolyst(東京都渋谷区、03・6683・4068)はこのほど、AIマスタマッチ機能を拡張した。メーカーと自社で異なる管理品番や品 […]

中日本ユニソル会の総会が開催、各社が強み持ち寄り相互発展を狙う

中日本ユニソル会の総会が開催、各社が強み持ち寄り相互発展を狙う

ユニソル中日本支社(松吉正訓支社長)の主要仕入先で構成する中日本ユニソル会(風見賢児会長・日東工器中日本支社長)は、6月25日、ストリングスホテル名古屋(名古屋市中村区)で2026年度総会を開いた。今年1月1日にユニソル […]

【特集:商社トップインタビュー】各社に聞く、今年力を入れること②

人手不足や地政学リスク、AIの普及、半導体市場の成長など製造業を取り巻く環境は大きく様変わりしている。こうした環境変化に対応し、販売店を支えるため、商社は物流やECサイトの強化、PBや自動化に貢献する商品の拡充など独自の […]

トピックス

関連サイト