2026年2月16日(月)

monolyst AIで転記作業を無くす商品情報管理システム

カタログデータをAIが解析し自動で商品マスタを作成

従来、1商品ごとにマスタデータを作成するには、手作業での入力が必要で時間と手間を要した。特に機械工具の場合、SKU(在庫管理単位)の数が非常に多く、情報の整理や管理に膨大なリソースが割かれるという課題もあった。

スタートアップのmonolyst(東京都渋谷区、03・6683・4068)がこのほどリリースしたクラウド型商品情報管理システム「monolyst(モノリスト)」は、商品情報をAIが解析し、自動的に商品マスタを作成するデジタルツールで、作成した商品マスタを自社のウェブサイトや大手通販サイト、メールマガジンなどへ出力することも可能。属人的であった転記作業の解消と、クラウド上で商品マスタを一元管理することにより、業務効率の改善やマーケティング活動の促進にも貢献する。

同システムはエクセル、PDFなどの書式に対応し、ファイルをアップロードするだけで自動で商品マスタを作成する。紙カタログ1ページ分の商品データを手作業で転記するのに1時間以上かかっていたところ、モノリストでは約5分に短縮され大幅な工数削減を実現。未整理の在庫品でも手軽にマスタデータを作成でき、幅広い商品展開も実現する。

情報の一元管理、販路拡大に貢献

AIの解析により抽出する項目は、「製品名」や「価格」などの基本的な情報はもちろん、例えば「刃径」や「重量」など機械工具分野の商材における詳細なスペックや製品の寸法図も識別。商品マスタに紐づける項目と画像はシステム上でユーザーが自在にカスタムできる。

作成した商品マスタは、自社のECサイトやメールマガジン、カタログへの転用ほか、イプロス、モノタロウ、アマゾンといった外部サイトのひな型に合わせたフォーマットでの出力にも対応し、販売チャネルの拡大にも訴求する。

また、同システムはPCのみならずスマートフォンやタブレット端末での利用も可能。キーワードの検索機能も備え、システム上のデータベースからメーカーを横断して製品検索することで、訪問先での提案資料としてシステムそのものをデジタルカタログのように活用することもできる。

月額制のサブスクリプション方式を採用しており、1アカウントにつき1ユーザーでの利用で、スモールスタートでの導入が可能な点も特長だ。

商品マスタの自動作成により転記作業を無くし、大幅な業務効率の改善が見込める

今回のリリースを皮切りに、同社は今年、東京・大阪で開催されるものづくりワールドへの出展を予定している。また、今夏には商品マスタと連動した受発注システムの実装や、商品管理向け基幹システムとのパッケージ販売、代理店制度の導入も視野に入れ、ソリューションの拡充を図る考え。

伊関洋介CEOは、「昔と違い、今はデジタル化に伴い業務数も増加し、営業活動においても細かな情報が求められる。しかし、中小企業ではそうした流れに対応しようにも、『新しいことをやりたい、でも人が足りない』といったギャップがある。モノリストを活用してそうした課題を解消いただき、時代に即したビジネスの実現を手助けできれば」としている。

日本産機新聞 2025年4月5日号

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