半導体製造装置部品などを手がける渡辺精機(山梨県市川三郷町)は昨年1月、宮城県大衡村に新工場を設立した。約20億円をかけて、マシニングセンタ(MC)やNC旋盤など9台を導入。需要拡大が見込まれるエッチング装置や成膜装置向 […]
三菱電機 形彫りの中型機種
AIで安定化・高速化を実現

三菱電機(東京都千代田区、03-3218-2111)はこのほど、形彫放電加工機「SGシリーズ」から小物から中大物加工に適した中型機種の「SG28」を発売した。AI技術を用いた加工制御と最新の機械構造・電源仕様によって、自動車のバッテリーケースやヒートシンク、エンジンに使用されるアルミダイカスト金型などの加工の安定化と高速化を実現する。価格は2390万円(税込み)。
同社独自のAI技術「Maisart(マイサート)」によって加工状態に合わせたリアルタイムの最適制御が可能。従来機から電極とテーブル間の最小小間距離を約150㎜縮小する一方で、Z軸の移動距離を50㎜拡大した。X、Y、Z各軸の移動量は650㎜・450㎜・400㎜。
また、低浮遊容量電源を採用し、加工開始時に突発的に発生する異常放電を抑制。加工面質の向上を実現し、加工後のワークのミガキ作業を従来機比で330%削減した。
同社独自の数値制御装置「D‐CUBES(ディーキューブ)」も標準搭載。新機能によって、座標数値からワーク寸法が計算可能。従来の手作業での確認・計算が不要となり、段取り作業の効率化を実現する。
その他、IoTを活用した独自のリモートサービス「iQ Care Remote4U(アイキューケアリモートフォーユー)」にも対応する。
日本産機新聞 2021年7月20日
池松機工はこの14年で残業時間を5分の1に減らし営業利益を2倍に増やした。それにより安定して人材を採用できるようになり財務体質も改善した。原動力となったのが5軸加工と自動化による生産体制の大改革。未来を拓く技術と見極め、 […]
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