2025年7月14日(月)

トークシステム 新型エアユニットを開発

ロボットハンドや治具にも

2023年発売目指す

トークシステム(東京都港区、03-5730-3930)はこのほど、独自の固定機構「クイッククランパー」を搭載した新型エアユニットを開発した。ユニット同士を組み合わせることで、簡単に用途に応じたシステムの構築が可能。2023年までの発売を目指す。

「クイッククランパー」は「エレメント」という円筒形状の要素部品によってワンタッチでクランプ、アンクランプが可能な固定機構。新型エアユニットは、「クイッククランパー」にリニアブッシュを搭載し、ユニット化した。

エアのオン・オフでユニットに挿入したシャフトをクランプ・アンクランプすることができる。高さ調整や位置決め、Z軸の落下防止用途などに利用可能。ロボットハンドや治具などにも活用することができる。

これまでは同社がユーザーの要望に応じて「クイッククランパー」と各種部品を組み合わせてシステムを構築していた。一方、ユニット化することでユーザーやSIerなどでも用途に応じたシステムを組
むことができるようになる。

ユニットは取り付け穴を設けたベースプレートで挟み込むことで固定できる。配置パターンに合わせた取り付け穴を設けておけば、簡単に配置換えが可能となる。また、連結用プレートを用いることで連結配置が可能。一つの供給ポートで全てのユニットのアンクランプ動作の操作が行える。

今後は軽量化やコスト低減など実用化に向けた改善を図っていく。「ユニット化することで、門戸が広がるはず。さらなる用途拡大を期待している」(TPS事業部の山中真一事業部長)。

日本産機新聞 2022年9月20日

[ 工作用機器 ][ 日本産機新聞 ][ 製品 ] カテゴリの関連記事

日本レヂボン 研削研磨のグローバルメーカーに

日本レヂボン 研削研磨のグローバルメーカーに

レヂボン水魚会 支部総会を開催 日本レヂボン(大阪市西区、06・6538・0136)は6月10日、宝塚ホテル(兵庫県宝塚市)で関西支部と中・四国支部合同のレヂボン水魚会支部総会を開いた。グループ企業との連携による海外市場 […]

三洋工具 軟質ゴムを高精度加工

三洋工具 軟質ゴムを高精度加工

三洋工具(東京都品川区、小野昌晴社長、03・3490・6821)はこのほど、軟質ゴムの切削加工に特化した超硬エンドミル「VMQE」を開発・新発売した。シリコンゴム、ウレタンゴム、クロロプレンゴムなど多様な素材に対応する。 […]

特集 メーカーの省エネ提案

特集 メーカーの省エネ提案

カーボンニュートラル実現に向けた動きが世界的に広がる中、製造現場でも省エネの重要性は増している。メーカーも電力使用量やCO2排出削減につながる製品の開発に力を入れる。オイルを使わないコンプレッサやエア漏れを可視化する製品 […]

トピックス

関連サイト