2026年7月14日(火)

【メーカートップインタビュー】協育歯車工業社長/井田斉昭氏「安定供給を最優先」

増産や商品統廃合も

協育歯車工業社長/井田斉昭氏

今年注力することは。

製品を安定供給できる体制の構築を最優先させる。昨年以降、半導体製造装置業界を中心に、当社が強みとする小型歯車の需要が急増している。この結果、納期の長期化や製品不足でご迷惑をおかけしている。増産を継続させる一方で、それでも追いつかない状況を改善させる。

具体的には。

まずは、当社の生産能力を考えると商品の集中と選択はせざるを得ない。約4000点以上あった標準品歯車を2500点近くまで減らす。注文頻度が少ないものに加え、設備の老朽化や外注の廃業など、長期的に安定供給できない製品が中心になる。

また、食品業界向けの「青POMシリーズ」をはじめ、材料の供給が手配できない商品の受注を停止している。こればかりは当社だけではどうしようもない。こうした製品に関しては、現在手元にある在庫などを調整しながら、柔軟に進めたい。

そして、値上げ。11月21日の受注分から平均で25%値上げをさせて頂く。収益性を改善しないと長期的に安定供給が難しくなりかねないからだ。

増産はどうでしょうか。

当然、継続して進める。2017年に埼玉の春日部工場を増築して以降、毎年億単位の投資を続けてきた。すでに一昨年に比べ、昨年は生産能力を7割近くアップさせている。それでも受注残が減らず、むしろ増えているくらいだ。今年も新たな機械をはじめ、約2億円を投資する予定だ。

どのような投資になるのでしょうか。

増産に向けては、人材確保が長期的にも大きな課題となるため、自動化に関連する投資や、生産性の高い複合加工機を中心に投資していく。

一方で、開発強化の投資も続ける。この8月にはライスハウァー(スイス)の歯車研削盤も導入した。この機械でしかできないような部品や加工を強化したい。

日本産機新聞 2022年9月5日

特集 成長する脆性材・樹脂・ゴム加工

機械や工具など技術開発が進む 直近、生成AIやデータセンターの投資が活発になり、半導体及び半導体製造装置の需要が急増。そのため、装置関連部材に活用される各種セラミックス(アルミナ、窒化アルミ、SiC)や石英ガラスなど脆性 […]

「技術で革新を作る」脆性材加工・トップ精工の取り組み【特集:成長する脆性材・樹脂・ゴム加工】

工具や治具も自社設計 「他社では加工が困難なセラミックスや石英ガラスなど難加工に取り組み、最適な工具・治具設計から加工条件まで確立しつつある」と語るのは中川翔太社長。2001年の設立以来、脆性材料の精密加工に特化し、マシ […]

「誰もが避ける道究める」樹脂加工・シティプラスチックの取り組み【特集:成長する脆性材・樹脂・ゴム加工】

大きさ、材質、量…全方位 半導体製造装置などの精密プラスチック部品を手掛けるシティプラスチックは今年3月、本社に6つ目の工場を新設した。これからも新棟を増やしていく計画で、これらの工場で約330台の工作機械をメーカー別に […]

トピックス

関連サイト