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【メーカートップインタビュー】協育歯車工業社長/井田斉昭氏「安定供給を最優先」
増産や商品統廃合も

今年注力することは。
製品を安定供給できる体制の構築を最優先させる。昨年以降、半導体製造装置業界を中心に、当社が強みとする小型歯車の需要が急増している。この結果、納期の長期化や製品不足でご迷惑をおかけしている。増産を継続させる一方で、それでも追いつかない状況を改善させる。
具体的には。
まずは、当社の生産能力を考えると商品の集中と選択はせざるを得ない。約4000点以上あった標準品歯車を2500点近くまで減らす。注文頻度が少ないものに加え、設備の老朽化や外注の廃業など、長期的に安定供給できない製品が中心になる。
また、食品業界向けの「青POMシリーズ」をはじめ、材料の供給が手配できない商品の受注を停止している。こればかりは当社だけではどうしようもない。こうした製品に関しては、現在手元にある在庫などを調整しながら、柔軟に進めたい。
そして、値上げ。11月21日の受注分から平均で25%値上げをさせて頂く。収益性を改善しないと長期的に安定供給が難しくなりかねないからだ。
増産はどうでしょうか。
当然、継続して進める。2017年に埼玉の春日部工場を増築して以降、毎年億単位の投資を続けてきた。すでに一昨年に比べ、昨年は生産能力を7割近くアップさせている。それでも受注残が減らず、むしろ増えているくらいだ。今年も新たな機械をはじめ、約2億円を投資する予定だ。
どのような投資になるのでしょうか。
増産に向けては、人材確保が長期的にも大きな課題となるため、自動化に関連する投資や、生産性の高い複合加工機を中心に投資していく。
一方で、開発強化の投資も続ける。この8月にはライスハウァー(スイス)の歯車研削盤も導入した。この機械でしかできないような部品や加工を強化したい。
日本産機新聞 2022年9月5日
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