2025年5月19日(月)

5カ月連続1400億円超え ー工作機械2022年7月受注ー

日本工作機械工業会(日工会、稲葉善治会長・ファナック会長)はこのほど、2022年7月の工作機械受注額が前年同月比5.5%増の1424億1200万円になったと発表した。7月としては18年に次ぐ過去2番目の水準。5カ月連続で1400億円を超え、内外需共に好調が続く。

内需は前年同月比14.5%増の519億7000万円となった。自動車や一般機械などの主要4業種のうち、電気・精密を除く3業種で、前年同月比増となった。特に自動車関連が好調で、3カ月ぶりに受注額が130億円を超えた。稲葉会長は、「電気自動車に対する準備などで、Tier1、Tier2(完成車メーカーとの1次・2次取引先)の設備投資が活発だ」と話した。

外需は前年同月比0.9%増の904億4200万円となり、7カ月連続で900億円を超えた。7月としては21年の896億円を超え、過去最高額を記録した。

アジアは5カ月ぶりに450億円を下回った。北米は11カ月連続で250億円を超え、高水準を維持している。欧州も200億円に迫る受注額を記録し、好調が続く。

日本産機新聞 2022年9月5日

[ ニュース ][ 日本産機新聞 ][ 機械工具業界の出来事 ] カテゴリの関連記事

ミスミグループ本社 自販機で間接資材の調達時間7割減

ミスミグループ本社 自販機で間接資材の調達時間7割減

ミスミグループ本社は4月から、自動販売機による間接材の調達コストを削減するサービスを開始した。ユーザーの工場に自動販売機を設置し、発注頻度の高い商品を中心に販売する。発注や在庫の手間、不正な商品の購入防止につなげる。間接 […]

エバオン、サンコーインダストリー、トラスコ中山の取り組みに迫る【特集:商社の物流戦略】

物流強化に動く卸商社 卸商社の機能として昔から言われる「人・モノ・金・情報」。中でも、近年は「モノ」である物流機能の強化に動く卸商社が増えている。 背景の一つには顕在化してきた「物流2024年問題」がある。いまや配送業者 […]

タツタ  碓井克久社長に聞く

タツタ  碓井克久社長に聞く

機器と電気の知見を融合 伝導機商社のタツタ(大阪市西区、06・6538・3131)が制御や電気関連に強い企業のグループになって1年半。社長に就いて約1年を経て、碓井克久社長は「それぞれの強みである機器と電気の知見を融合さ […]

トピックス

関連サイト